安倍晋三首相は23日午後(日本時間同夜)、22日にモスクワで行われたロシアのプーチン大統領との会談に関して「日露の間に平和条約が締結されれば、間違いなく両国だけでなく、極東の平和と繁栄、安定にとって大きなプラスになっていく」と述べた。世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)での演説後、司会者の質問に答えた。 首相は「日露の間にはいまだに平和条約がない。この異常な状況を終わらせたいと思っている。そのためには領土問題を解決し、平和条約を締結しなければならない」と述べた上で「今回も相当時間をかけてつっこんだ議論ができたと思っている」と語った。(ダボス 小川真由美)