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国による高校の授業料無償化などが実施される中、「朝鮮学校」に通う生徒たちが支援から取り残されている。北海道朝鮮学校を支える会などが20日、札幌市清田区役所前で適用から除外されている現状を訴えた。高校無償化は2010年4月に始まった制度。朝鮮学校を含む外国人学校も対象となっていたものの、「拉致問題に進展がない」などの政治問題を理由に12年12月、朝鮮学校だけが適用除外とされた。 20日の訴えは約20人が参加。「すべての子どもたちに学ぶ権利を!」と書かれた横断幕を掲げた。20年8月に始めたこの活動は今回で100回に達した。支える会役員の黒田敏彦さん(68)は「2年間、雨の日も吹雪の日も声を上げた。身近なところで差別が起きていることを知ってほしい」と語った。
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