神戸大学計算社会科学研究センター特命教授の西村和雄氏最近ある県の教育関係者の方から、2003(平成15)年に私が「正論」に書いた「目を覆う日本の高等教育の質低下」という文章を、研修会で使いたいという連絡があった。そこでは「九九年に、アメリカの大学で工学系の博士号を取った留学生の数は、中国人が二千百八十七人、韓国人七百三十八人に対し、日本人はわずか百五十六人であった。…日中韓の米国での博士号取得者数の差は、将来の三国の技術力の行方を示唆している」ということを書いていた。 20年前に指摘したことが、今の日本を説明しているからということのようだった。もちろん、異論があるはずもなく、どうぞお使いくださいとお答えした。日本の高等教育政策は、初等中等教育と対になっている。広い意味で、ゆとり教育を進めてきた政策の結果ともいえる。 特許出願数の減少
川崎朝鮮初級学校(川崎市川崎区桜本)で十日、同校の給食ボランティア「トングラミ」の市民を招いた交流の集いが初めて開かれた。行政による給食が提供されない朝鮮学校の子どもたちに喜んでもらおうと、トングラミは一月から月一回、給食を提供している。集いでは、日本の小学校に当たる初級部の子どもたちが朝鮮舞踊や歌を披露し、温かな食事への感謝を伝えた。 トングラミは韓国・朝鮮半島の言葉で「つながる」という意味。月一回、ボランティア十数人が調理室に集まり、先生を含め約五十人分の給食を作っている。この日は学校とボランティアの対話の後、子どもたちが研究発表や手品、吹奏楽演奏などの出し物で、参加者を楽しませた。 同校の姜熙哲(カンヒチョル)・教務主任が講演し「切り干し大根」の献立を例に挙げ、「子どもたちが知らないおかずや口に合わないおかずも出るけれど、給食って楽しい。支援がポジティブな感情につながっている」と感謝
立憲民主党が「鬼門」の安全保障政策で足踏みしている。政府が月内にも国家安全保障戦略など「安保3文書」を閣議決定する前に、「反撃能力(敵基地攻撃能力)」などについて党の見解を打ち出す予定だったが、13日の党会合でも賛否が割れ、結論を先送りした。早期の意見集約は困難な情勢となっている。 議論の舞台は党外交・安全保障戦略プロジェクトチームなどの合同会議で、先週から取りまとめに入った。焦点は、敵のミサイル拠点などを攻撃する「反撃能力」を容認するかどうかだ。 座長を務める玄葉光一郎元外相らは、日本側からの「先制攻撃」ではないことを明確にしたうえで、反撃能力を別の表現に呼び変え、条件をつけた上で事実上容認する方向で意見集約を目指している。 ただ、党内でリベラル系議員の忌避感は強く、13日の会合でも否定的な意見が相次いだ。出席者の1人は「打撃力を持つことで日本の抑止力が高まるわけではない」と強調。玄葉氏
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く