松野博一官房長官は29日の記者会見で、北朝鮮による拉致問題の解決に向け、日本政府関係者が今年3月と5月に北朝鮮の朝鮮労働党関係者と秘密接触していたとの一部報道について「事柄の性質上、答えは控える」と述べるにとどめた。その上で「すべての拉致被害者の1日も早い帰国を実現すべく、全力で果断に取り組む」と強調した。 朝日新聞は29日付の朝刊で、日朝が東南アジアの主要都市で小人数による非公式会合を開き、意見交換をした、などと報じた。 日朝による接触は7月に韓国紙も報じたが、当時松野氏は「そのような事実はない」と否定していた。言いぶりの変化について政府高官は「総合的な判断だろう」と語った。 日朝、拉致問題巡り6月に複数回接触か 韓国報道 官房長官「そのような事実ない」日朝接触と韓国紙報道
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