本に関するbono_hakoのブックマーク (373)

  • 民俗学っぽいマンガとは何か ——民俗学者が出てくるマンガまとめ - 猫は太陽の夢を見るか:番外地

    しかし、世間では「妖怪は民俗学が扱うものだ」と考えるのがどうも一般的な捉え方のようです。翻って、「民俗学は妖怪を研究する学問だ」と考えている人までいるようです。 これは、明らかな誤解というよりありません。 (京極夏彦『文庫版 妖怪の理 妖怪の檻』角川文庫、角川書店、2011年、32頁) 「独断と偏見で選ぶ〝民俗学っぽいマンガ〟」を選ぶために このように思ったことはないだろうか。 「ホラーとかオカルト系のマンガって、たいてい民俗学者っぽいキャラが出てくるよね」 わかる。 でもじゃあ、実際、民俗学者が出てくるマンガってどんなものがあって、それってどれくらいあるのだろうか? そもそも、ホラーとかオカルトとか伝奇とか妖怪とかのマンガには、どうしてよく民俗学者が出てくるのだろうか? しかし、その問いに答えることは、実は容易ではない。 なぜか。 たとえば、考古学には、櫻井準也『考古学とポピュラー・カル

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  • 1年で343冊を読む読書術|忙しいときこそ本を読め!? STANDARD 鈴木智大の習慣 | キャリアハック(CAREER HACK)

    年間343冊のを読んだUXデザイナーの読書術。 ビジネスシーンにおいて、読書の重要性が語られる機会は多い。 いざ始めようと思っても、最初の一冊が決められなかったり、読んでいても途中で頓挫してしまったり、三日坊主で終わってしまったり…読書へのハードルは低くない。 「どうすれば読書を習慣化できるのか?」 こんな疑問を胸に訪ねたのが、UXデザインカンパニー『STANDARD』だ。デザイナーとして活躍している鈴木智大さんは、なんと2016年にビジネス書やデザイン書を中心に343冊を読破したという”の虫”だ。 しかも、STANDARDでは鈴木さんの活動をきっかけに、社員が読書を通じて得た学びを発信するメディア『棚とノート』をスタート。会社全体で、インプットだけではなくアウトプットにも取り組んでいる。 しかし、鈴木さんは初めから読書家だったわけではない。格的に読書を始めたのは2014年から。し

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  • 本棚とノート

    この度「棚とノート」という、同じ業界の方やそこを目指される方が学べる機会を増やすために、スタンダードの社員が日頃読んでいる書籍から得られた学びや気付きを情報発信していくメディアを始めました。今日はこのメディア立ち上げに至った経緯やミッションについてお話します。 Read more こんにちは、ディレクターの古賀です。 このシリーズでは毎月発売される書籍の中からSTANDARDメンバーが特に注目する書籍や気になる書籍を独断でピックアップしてご紹介しています。 (過去のご紹介記事はこちらからご覧いただけます) 今回ご紹介する書籍は、2017年5月後半に発売された 3分野 全5冊で… Read more

  • なぜこの本が☆5なのか / 俺的web本棚運用 - 本しゃぶり

    「何かオススメのない?」 このような質問をする人にはこう返す。 ☆を多くつけたのが面白いである。 そしてもう一つ。 訊いたからには勧めたを読めよ、と。 web棚 今週のお題「わたしの棚」である。一応読書系ブログとして書きたいのだが、俺の部屋にまともな棚は無い。の多くはダンボール箱へ無造作に突っ込まれ、さらに最近はその大半がKindleである。いよいよもって棚を購入するインセンティブが無く、物理的な棚について書くことができない。 そこでweb棚である。俺は2012年からweb棚サービスであるブクログを利用している。 今の俺にとって「棚」といった場合、これについて書くのが実態に合っていると言えよう。というわけで、この記事では俺のブクログ運用方法を紹介する。 ブクログとは 今更感はあるが、知らない人のためにブクログの説明から始める。 好きな人の棚を見てみたいと思った事は

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  • ブログ記事を書くための読書について - 本しゃぶり

    俺がブログを書くためにどのようにを探し、読んでいるのか。 その過程を赤裸々に晒す。 自分では正攻法だと思っているのだが。 マシュマロへの回答 マシュマロが投げられた。 Link 読書メモについては既に記事化しているので、そちらを読んでもらえればいい。 対して読み方については記事にしていないが、Twitterでは回答できなかった。マシュマロの余白はそれを書くには狭すぎる。なのでブログで書くことにした。 「恋柱の記事」の場合 方法を書くなら具体例を挙げた方がわかりやすい。ここはマシュマロでも例として出された「恋柱の記事」を書いたときの話をする。 記事によっての探し方・読み方は異なるが、「恋柱の記事」の場合は複合的で、代表的なパターンを網羅している。なのでこの記事について語ればそれでだいたい分かるだろう。 先に言っておくが、これはあくまでも「ブログ記事を書くための読書」の話である。俺だって普

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  • 【最恐】本当に怖くて面白いホラー小説おすすめ35選

    夏といえばホラー小説である。 別に夏でなくても、ホラー小説を読みたくなる時がある。 実話怪談集でも小説でもなんでも良いので、 「とにかく怖くて面白いホラー作品を読みたい!」 という方は今回ご紹介する中からお手に取ることを強くおすすめする。 1.『拝み屋郷内 花嫁の家』 さて、いきなり問題作である。 日のホラー作品の中でもずば抜けて恐ろしい物語であり、もしランキングをつけるならダントツの一位である。 この作品を読んでほしいためにこの記事を書いた、と言っても良い。 拝み屋を営んでいる著者が実際に体験した話を綴った「花嫁の家」と「母様の家」の2篇からなる怪談実話集である。 このような作品を世間に公開していいのか、と思うほどに衝撃の内容が描かれている。 できる限り他のレビューを見ず、ほぼ予備知識のない状態で読んでいただきたい。絶対、と言っていいほどその方が楽しめる。 業が作家でもないのに文章が

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  • マネーフォワード経理部が推す「成長をドライブさせた最強の4冊」 | 会計ソフト マネーフォワード クラウド

    簿記の知識はバッチリでも、実務でつまずく駆け出しの新人経理は少なくありません。現場では、知識だけで対応できないことばかり。とはいえ、上司や先輩が教育に充てられる時間にも限りがあります。 経理の仕事に行き詰まったとき、もっと深く理解したいときに役立つのが、先人たちのノウハウが詰まった書籍です。マネーフォワードで経理業務に携わる杉浦大貴も「仕事の壁にぶつかったとき、から学んだことが礎になり乗り越えられました」と語る一人。 社内の経理業務IT化の推進や外部イベントへ積極的に登壇する杉浦。今回は、そんな彼がこれまでのキャリアで参考にしてきた書籍の中から、特にオススメしたいと語る名著をご紹介します。 はじめに 杉浦のキャリア:大学では経営学を専攻。経理の道を究めるべく転職でマネーフォワードへ 実家が自営業だったこともあり、経営や会計が身近だったことから、大学では経営学を専攻していました。学生時代は

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  • 「問題解決の場」としての図書館――スゴ本&読書猿対談 続篇 - はてなニュース

    対談者プロフィール Dain 書評ブログ「わたしが知らないスゴは、きっとあなたが読んでいる」(スゴ)管理人。「そのが面白いかどうか、読んでみないと分かりません。しかし、気になるをぜんぶ読んでいる時間もありません。だから、(私は)私が惹きつけられる人がすすめるを読みます」 読書猿 「読書猿 Classic: between / beyond readers」管理人。正体不明。博覧強記の読書家。メルマガやブログなどで、ギリシャ哲学から集合論、現代文学からアマチュア科学者教則、陽の当たらない古典から目も当てられない新刊までを紹介している。人を喰ったようなペンネームだが、「読書家、読書人を名乗る方々に遠く及ばない浅学の身」ゆえのネーミングとのこと。知性と謙虚さを兼ね備えた在野の賢人。著書に『アイデア大全』『問題解決大全』(共にフォレスト出版)。 谷古宇浩司 株式会社はてな 統括編集長/

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  • 心霊スポットの空間分布パターンにみる超常現象観の時代変化 | CiNii Research

    タイトル別名 Some chronological change in the spatial patterns of haunted spots and ghost types as a reflection of conventional wisdom alteration 研究目的<br><br> 発表は,地理学が得意とする空間的可視化の手法を用いて,富山県内の心霊スポットの分布が現代と100年前とでどう異なるかを空間解析し,その違いをもたらす要因について考察することを目的とする.発表はエミックに扱われがちな事象をエティックに捉える試みであり,民俗学を中心に行われてきた妖怪変化の分類学を志向するものでもなければ,超常現象そのものの有無を論ずるオカルティズム的な関心も有しない.<br> 超常現象が何であるにせよ,それらが超常現象となり得るには,人目に触れ認知されなければならない.ゆ

  • 後世に残すべき小説ランキングベスト100を小説家になりたかった俺が人生をかけておすすめするぜ! - 俺の世界史ブログ!~世界の歴史とハードボイルドワンダーランド~

    恥ずかしい話だが、俺は20代前半の時小説雑誌の新人賞に書いた小説を投稿するということをしていた。 初めて書いた小説が予選を突破したので、頑張ればいけるんじゃないかと思っていたが、書けば書くほど結果は悪くなっていき、ついには一次予選を突破することさえできなくなった。 自分では何がダメだったのかもわからず、段々と書くのが苦しくなり、結局書くのを辞めた。それから10年ぐらいの月日が経つ。 そんな経緯もあって、小説を世に出版できる人間に対しては尊敬の意を持っている。 先日「映画好きな俺が人生をかけておすすめする映画ランキングベスト100」という記事を書かせてもらった。 www.myworldhistoryblog.com おかげ様ではてぶ数が690を越え、ホッテントリー入りし、10000人を超える人に見てもらうことが出来た。 だがこの記事は二匹目のドジョウではない。 もとよりこの記事こそが俺にとっ

    後世に残すべき小説ランキングベスト100を小説家になりたかった俺が人生をかけておすすめするぜ! - 俺の世界史ブログ!~世界の歴史とハードボイルドワンダーランド~
  • 「スゴ本」の中の人が「読書猿」に聞く ―― 問題解決としての『知』とは? - はてなニュース

    対談者プロフィール Dain 書評ブログ「わたしが知らないスゴは、きっとあなたが読んでいる」(スゴ)管理人。「そのが面白いかどうか、読んでみないと分かりません。しかし、気になるをぜんぶ読んでいる時間もありません。だから、(私は)私が惹きつけられる人がすすめるを読みます」 読書猿 「読書猿 Classic: between / beyond readers」管理人。正体不明。博覧強記の読書家。メルマガやブログなどで、ギリシャ哲学から集合論、現代文学からアマチュア科学者教則、陽の当たらない古典から目も当てられない新刊までを紹介している。人を喰ったようなペンネームだが、「読書家、読書人を名乗る方々に遠く及ばない浅学の身」ゆえのネーミングとのこと。知性と謙虚さを兼ね備えた在野の賢人。著書に『アイデア大全』『問題解決大全』(共にフォレスト出版)。 谷古宇浩司 株式会社はてな 統括編集長/

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  • 「残酷物語」の時代・ノート――「鼎談・残酷ということ」から - king-biscuit WORKS

    ● 今から59年前、1960年8月発行の雑誌『民話』第18号に、「残酷ということ」という「鼎談」が掲載されています。*1 出席者は岡太郎、深沢七郎、宮常一の3人。それぞれ芸術家、作家、そして民俗学者として、その頃それぞれ話題になっていた文化人たちです。*2 副題に「「日残酷物語」を中心に」とあるところから、当時、ベストセラーに近い売り上げを示して出版界からジャーナリズムまで広く話題を呼んでいた平凡社のシリーズ企画『日残酷物語』と、それが巻き起こした現象などについて語ってもらおうという目論みだったようで、実質、巻頭企画の位置に置かれているのを見ても、当時この「残酷」というもの言いをめぐる文化人の座談会に、それだけのニーズがあったことがうかがえます。 *3 実際、この「残酷」というもの言いは、「残酷物語」というコピーライティング的な成句を踏み台にしてその頃、流行ったようです。 元の書籍

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  • いま「教養」が必要な理由。科学者×随筆の新しい形「STANDARD BOOKS」 | ほんのひきだし

    平凡社から刊行されている「STANDARD BOOKS」というシリーズをご存じでしょうか? 書店員さんも注目しているシリーズで、ほんのひきだしが取材に伺った荻窪の書店「Title」でも平積みされていました。 「STANDARD BOOKS」とは? 「STANDARD BOOKS」は、科学と文学の双方を横断する知性を持った科学者・作家の随筆集です。 2015年12月に『寺田寅彦 科学者とあたま』『野尻抱影 星は周る』『岡潔 数学を志す人に』の3冊が刊行され、今年2月12日には最新刊『中谷宇吉郎 雪を作る話』が発売されました。今後は隔月で刊行される予定だそうです。 そんな「STANDARD BOOKS」を担当した編集者・岸洋和さんに、気になっていた質問をいろいろとぶつけてみました。 ―― 随筆はさまざまな方が書いていらっしゃると思うのですが、なぜ今「科学者×随筆」というシリーズを創刊なさった

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  • 書評「天冥の標」小川一水 - Log

    天冥の標第Ⅹ巻『青葉よ、豊かなれ』Part1-3表紙 メニー・メニー・シープという人類の箱舟を舞台にした、《救世群》たちとアウレーリア一統の末裔、そして機械じかけの子息たちの物語は、ここに大円談を迎える。羊と猿と百掬の銀河の彼方より伝わる因縁、人類史上最悪の宿怨を乗り越え、かろうじて新世界ハーブCより再興した地で、絶望的なジャイアント・アークの下、ヒトであるヒトとないヒトとともに私たちは願う、青葉よ、豊かなれと。 天冥の標10巻・17冊、ついに完結 まず初めに釈明を。 Q.何でこのブログ経営っぽいことと小説っぽいことが混ざってるの? A.私が経営っぽいことと小説っぽいことの両方が好きだからです。 Q.なんでタイトルは経営系? A.小説っぽいことはたまにどうしても書きたくなった時に書くだけで、メインは経営系でいこうかなと思ったからです。 Q.たまにどうしても書きたくなった時ってどんな時? A

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  • 二〇一八年の収穫!! 41人のアンケート|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」

    なぜ、を読むのか? Why do we need to read books なぜ、を読むのか?書『読書人カレッジ2022』の執筆者の一人である明石健五は、それを「考えるため」であると言います。 ある未知のものに出会ったとき、そこに驚きと感動が生まれる。そうして、初めて自分なりに思考することができ、それを人に伝えることができるようにもなる。 そういう過程を生きられる人のことを、「知性ある人」というのではないか。では、「知性」を自らのものにするためにはどうすればいいのか。繰り返しになりますが、「読み」「考え」「書く」ことを通してしか感得できないのではないか。 新しい出来事や局面に出会い、答えのない問題を考えることで鍛えられていくものが、確かにある。そういう問題は、すぐれたの中にいくつも見つけることができます。 繰り返し考えることによって、自分の思考を鍛えていく。それによって、今の世の

  • 10年間「読書ノート」が続いている私のEvernoteを使った読書ノートの作り方ーいつもていねいに

    前回の以下の記事で書いたとおり、読書ノートを約10年続けているのですが、使うツールはアナログのノート→EvernoteWorkFlowyEvernoteという変遷をたどっています。 10年間「読書ノート」が続いている私の読書ノートの作り方 WorkFlowyを使った読書ノートもよかったのですが、Evernoteで作る読書ノートも悪くありません。 Evernoteで作る場合、の表紙の画像をノートに表示できますし、デフォルトの機能として文字に色やマーカーをつけることができますので、見返しやすくなります。読書ノートは、キレイに見栄えよく作ると、後で見返すときのモチベーションにつながります。 では、実際、現在、私がEvernoteで作っている読書ノートの作成手順を紹介します。 ※記事の公開後の最新版(2019年版)は以下の記事を参照してください。 12年間「読書ノート」が続いている私のEv

    10年間「読書ノート」が続いている私のEvernoteを使った読書ノートの作り方ーいつもていねいに
  • いまココにいる怪異を1000種以上紹介 朝里樹さん「日本現代怪異事典」|好書好日

  • マシュマロでさらに2ヶ月間質問に答えて紹介した書物をまとめてみた

    Twitterで匿名の質問(メッセージ)を受け付けて回答するサービスの一つに「マシュマロ」で、さらに2ヶ月間、回答をしていたのですが、そのうち書物を紹介したものをまとめました。 前回の記事に追加しようといたのですが、150冊位になって、追加の方が多くなったので、別記事にしました。 配列は、前回と同様、日十進分類の順になっています。 000 【総記】 100 【哲学】   200 【歴史】 300 【社会科学】 400 【自然科学】 500 【工学】 600 【産業】 700 【芸術】   800 【言語】 900 【文学】 000 【総記】 002.7 何度か紹介していますが『知的複眼思考法』がいいと思います。あと大抵の人が感覚的に判断し、批判的に考えるのは苦手です。このあたりは『ファスト&スロー』が豊富な事例とともに説明してくれています。#マシュマロを投げ合おう https://t.c

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  • 01 読みながら消えてゆく | 最後の読書 | 津野海太郎 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    鶴見俊輔は晩年のほぼ20年間、「もうろく帖」と名づけた手控えのノートをつけていた。合わせて23冊――。 興味はありましたよ。でも私的なノートだからね、とうぶん読む機会はあるまいと、そう考えていたら、思いがけず、京都の「SURE」という編集グループがその1冊目を活字化してくれ、おかげで意外に早く読むことができた。 SUREといってもなじみのない人が多いと思うので、ざっと紹介しておくと、作家の黒川創、画家でエッセイストの北沢街子(妹)、編集者で、やはりエッセイストの瀧口夕美()の3人がいとなむ家族出版社。それがSUREです。2002年に活動を開始し、遠い近いの差はあれ、幾人もの知人を仕事場に招いて、おもに座談のかたちで、ちょっと薄めのをだしつづけてきた。 で、そのSUREが発足8年後刊行したのが、その間、1992年から2000年にかけてポツポツと書きつがれた「もうろく帖」の第1冊だったので

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  • ウェブで文章を書くのが、どんどん苦手になってきている|小野美由紀

    1月某日 仲良しのWEBの編集者さんに「もう貴媒体ではコラムなどは書きません」と告げる。怒ってるんだろうな、と思ったらやっぱりちょっと怒ってた。ごめんね。媒体が嫌いなわけでも彼に問題があるわけでも全くなく、お仕事としてはとても楽しく、好きなことを好き放題にやらせていただいたし、丁寧にフォローしてくださっていた。ここで書かせてもらっていたもの&対談の原稿を読んだ某出版社さんから書籍化のお話も来たし、心の底から感謝している。 けど、最近、特に秋ぐらいからかな、ウェブのコラムとかエッセイみたいなのが、どうしても書きにくくて、それでなんだか、手に力が入らない感じ。 多分、書き手の多くが思っていることだけど、WEBのコラムだと、過激なこと、過剰なことを、できるだけ短いスパンで書かなければいけないという呪縛がある。 お前、好きでやってるんやないんかい、と言われそうなんだけど、どっちが先なのか、自分でも

    ウェブで文章を書くのが、どんどん苦手になってきている|小野美由紀
    bono_hako
    bono_hako 2018/02/02
    “小刀で傷をざくざくつけて行く書き方じゃなく、小さなスプーンで、人の心の柔らかい部分をひそかにくるんとすくい取るような、そういうものが書けるようになりたい。 豊かな文章って、そういうものだと思う。