今年のドラフトの有力1位指名候補・上原健太投手(明治大)が、“いい感じ”で最後の秋を投げ進めている。 上原健太のボールを受けたのは今月(10月)のはじめ。つい2週間ほど前のことだ。 リーグ戦の真っ最中。しかも、4年生の秋。ドラフトという“岐路”も控えている。 お願いするのも正直気がひけるが、いざ「やる!」となると、これはなんとも気を遣う。いや、十分に気を遣わなければならないと考えている。 おそろしいほどのボールを投げる剛腕といえども、相手はなま身の人間である。投げてもらった後の様子はとても気にかかる。 9月下旬、やはりシーズンたけなわの頃にお願いした仙台大の剛腕・熊原健人投手は、その後も140キロ後半の重い速球で好調を続けていたと聞いていたが、残念ながら東北福祉大との決戦に破れ、リーグ優勝を逃した。 そういう報せを受けるたびに、その理由のいくばくかの部分はあの“激投”だったのではなかったか
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