シードラウンドで16億円超の調達を発表したPeopleX。これは弁護士ドットコムで「クラウドサイン」を育てたシリアルアントレプレナー橘大地氏と、その市場性への投資家の期待の証である。橘氏が狙うのは、スタートアップが群雄割拠にも思えるHR Tech。この領域に賭ける思いと可能性をPeopleX橘大地氏と、シードラウンドに参加するUBV 岩澤に聞く。 ーー4月1日に創業され、6月3日にはシードラウンドでの16億円超の調達を発表されました。 PeopleX 橘:UB Venturesを含む3つのVCなどから出資いただきました。まだ売上が0の段階で、このような金額を投資いただき、みなさんの期待の大きさを感じています。 UBV 岩澤:4月1日に橘さんが創業をリリースされ、そのリリースが出た瞬間に30ほどのVCからアプローチがあったと聞いています。これまでも様々なスタートアップのシードラウンドを見てき
「失われた30年」は大企業のせい 「失われた30年」のあいだに、消費税の増税、社会保険料の段階的な引き上げ、介護保険料の新たな創設などで、税金と社会保険料の負担が増す一方です。その一方で、企業は景気がよくなっている時期においても賃上げをしませんでした。人件費を圧縮することで利益を生み出してきたのです。 コストカットは日本の“得意技”です。かつてのオイルショックも、そうやって日本は乗り越えました。アメリカや欧州との違いはなにかというと、アメリカや欧州はリストラクチャリングで乗り越えたのです。 リストラクチャリングとは、ただ人を解雇して減らすことではなくて、労働時間を短縮したり、組織改編したり、新しい機械を導入して(今ならITやDXになるでしょうか)、職場の生産性を上げることです。 ぼくは、失われた30年は政治のせいというより、経済界の罪の方が根深いと考えています。そもそも直接、製品開発したり
CMOの役割は進化を続けており、ロックスターCMOの栄光の時代は終わりを告げたようだ。 マーケティングとビジネス成果の結び付きがより密接になるにつれて、マーケターがビジネスにもたらすものへの期待は高まり続けており、CMOの仕事はますます難しくなっている。同時に、マーケターはより少ない資金でより多くのことをしなければならなくなっており、1ドルの重みが増している。 さらに、フラクショナルCMO(fractional CMO:部分的CMO)であるにもかかわらず、それ以上の期待をかけられ、その期待を上回ることを求められるケースもある。 CMOが軽視されている……? 近年、CMOの役割を巡る混乱は間違いなく大きくなっている。スターバックス(Starbucks)は3月、グローバルCMOを廃止するという改革を断行したが、CMOを軽視するような動きはこれが初めてではない。 ウォルグリーン(Walgreen
オンライン掲示板サイトのHacker Newsに投稿された「今まで取り組んだ中で最も無意味だったプロジェクトは何?」という質問に対して、世界中のエンジニアたちが過去に経験してきたあまりにも無駄なプロジェクトを披露しあっています。 Ask HN: What is the most useless project you have worked on? | Hacker News https://news.ycombinator.com/item?id=39942397 この質問を投げかけたpanqueca氏は「自分が働く職場では、他のチームが同じツールを使えるようにオートメーションツールに変更を実装したところ、『このツールは非推奨になったので使わないように』との通知が送られました。それならばなぜ変更を実装するような無駄な作業を行ったのでしょう」と語っています。 エンジニアのLaserDisc
こんにちは。西武ライオンズ広報部長の赤坂修平です。 いよいよ2024シーズンが開幕しました。今日現在9試合を終え6勝3敗と非常に幸先の良いスタートが切れました。とはいえ143試合の長いペナントレース、まだまだこれからです。 さて、前回(第一回)のコラムでは「観客動員数最下位、広報としてこれほどおいしいことはない!」というエピソードについて、これまでの経歴とともにお話ししました。第二回のテーマは「企業広報とこんなに違うのか!球団とメディアとの関係」です。今回は「公平性の原則」がポイントです。 着任初日、「番記者」文化の洗礼を受ける 球場内での選手の囲み取材の様子。提供:西武ライオンズ 私が西武ライオンズの広報部長に着任したのは、2023年1月5日でした。初日から企業広報との違いに驚きの連続でした。 仕事始めのこの日の朝、当社の多目的ホールで社長の奥村剛が、メディアの皆様に新年のご挨拶をしまし
こんにちは。SmartHRでプロダクトマーケティングマネージャー(PMM)をやっている栗栖です。 昨年7月にセールスからPMMに社内異動しました。弊社としては初の試みでしたので、どなたかの参考になるかもと思い、異動前後での学びを率直に共有します。 セールス時代主に従業員規模が2000名までの企業さま向けのセールスとして、プレイヤー/マネジメントの両ポジションを経験しました。基本的に予算は達成していました。 新しいことや難しいことにチャレンジするのが好きで、自発的にアウトバウンドセールス専属チームを立ち上げて受注率を5倍以上引き上げたりしておりました。 セールスの時に書いたnote: PMM異動のきっかけSmartHRで定期的に行われる「キャリア会議」で、当時PMMの責任者だった佐々木さんに偶然見つけてもらい、声をかけられたのがきっかけでした。 私としてはPMMという職種は想像もしていなかっ
ガートナージャパン株式会社 (本社:東京都港区、以下Gartner) は、企業が事業継続計画 (BCP) の策定や見直しのために押さえておくべき3つのポイントを発表しました。 2024年に入り、混迷の度を深めている国際情勢や、年初に発生した能登半島地震による震災の影響などから、国内企業のBCPに対する関心が高まっています。また、ITの観点では、Gartnerが2023年4月に実施した調査結果から、国内企業のおよそ半分がBCPを満たす適正なディザスタ・リカバリ (DR) 対策を取っていないことが明らかになっています。 企業はレジリエンスを高めるために、以下の3つのポイントを押さえてBCPの策定や見直しを行う必要があります。 ポイント1:事業を優先順位付けし、合意を形成する BCPあるいは事業継続管理 (BCM) は、企業において発生するさまざまな問題を「事業」という単位で捉え、戦略的な優先順
不具合が残るシステムやプログラムは問題ですが、「脆弱(ぜいじゃく)性」を把握するのは開発者側でも難しいものです。開発者は攻撃者よりも先に脆弱性を見つけなければなりませんが、そのためには専門的な知識が必要であることが大きな課題となっています。 筆者はアイティメディアで編集記者をしていたころ、そういった専門的な知識を持つ有識者たちと一緒に仕事をする機会が多く、大変勉強になりました。今やその方たちもシニアエンジニアとなり、最前線で活動しつつ後進をどう育てるか、というフェーズに入っているように思えます。先日、お付き合いしていた有識者の1人であるSBテクノロジーの辻 伸弘さんから「ぜひ見てください」とある記事を教えてもらいました。それは入社して1年に満たないエンジニアによる、「脆弱性」にまつわるレポートでした。 プログラマー必見、脆弱性を見つけるとはどういうことか? この記事はあるエンジニアが、「W
このnoteでは、僕らが2021年から2022年にかけておこなった「オペレーション改善」についてまとめています。 当時は1年間かけて、とにかく全力でオペレーションを作り込みました。そのときあった仕組みやルールのほぼすべてを、ゼロベースで見直して変えていきました。 その結果、単月の売上を1年で「6.75倍」まで伸ばすことができたのです。 数千万円だった売上は、数億円規模になりました。 なぜ、短期間でそれほどの成果を出すことができたのか? 今回はノウハウの棚卸しも兼ねて、オペレーション改善のポイントを振り返ってみたいと思います。当社のメンバーはもちろん、事業責任者やマネジメント職の方にとっても役に立つ内容になっていればうれしいです! なお、ここから書く内容はオペレーション改善にフォーカスしていますが、6倍という期待以上の結果を残せたのはそこに「メンバーの頑張り」がかけ合わさったからだと思ってい
最近でこそ「MVV」(ミッション・ビジョン・バリュー)ということが話題になることが増えて、スタートアップにおいて、比較的早期に組織のレーゾン・デートル(存在意義)を考えたり、言語化することが増えてきましたが、これは日本では比較的最近のトレンドのように思われます。 まだメルカリが社員10名程度だった頃、現在同社の取締役会長を務める小泉文明さんが経営陣4人とともに合宿をして、今では有名なメルカリのバリュー、「Go Bold」(大胆にやろう)、All for One (全ては成功のために)、Be Professional (プロフェッショナルであれ)を定めたのは日本のスタートアップ業界では良く知られた話です。2013年末から2014年にかけてのことで、当時、アーリーステージのスタートアップが、こうした言語化をするのは極めて珍しいことでした。すでにメルカリは最初の5か月で100万ダウンロードと成長
エンジニアバブルの終焉についてお話したものが2023年5月28日。あれから半年が経ち明確に転職時の給与についても影響が現れ始めました。スカウト媒体や人材紹介の状況を踏まえつつお話していきます。企業、候補者、そしてその間にある人材事業の事情と思惑を整理していきます。 有料設定していますが、最後まで無料でお読みいただけます。もしよければ投げ銭感覚で応援をお願い致します。 伸び悩む給与提示2022年以前であれば積極採用企業が複数集まることで競りのような現象が起き、現年収に対し1.25倍以上の提示が見られました。これは「社内で出世するより転職した方が年収が上がる」という言説に繋がって行きました。 現在では現年収据え置き、もしくは+50万円程度が相場になっています。給与が大きく上がる場合は現職の待遇が相場より悪く、そのまま入社すると自社の給与水準より低くなる場合や、新卒より低くなるためといった背景が
こまつか苗 @komatsukanae 最近うちの住宅地で唯一のスーパーが撤退リストに入って、最低限必要な売り上げ金額と毎日の売り上げを店頭に貼るようになった。守らないと死活問題なのでみんなせっせと通うようになった。急に無くなる前に消費者にアピールしてくれて助かる。居たか知らないけど、カスハラも減ったんじゃないかな。 2023-11-13 09:17:01 こまつか苗 @komatsukanae 歩いていけるところにあるスーパーは、住宅地の最重要なインフラ。年末おしつまるとお店の前の分別リサイクルゴミが一気に増える。他で買ったもののパッケージなのにゴミ出しそびれて大量に持ってくるのを見かける。こういうのもスーパーの負担になってると思う。みんな甘えすぎるのやめようや。 2023-11-13 09:30:47
精密板金加工を得意とする鹿児島ケース(鹿児島県日置市)。3代目社長の居迫伸孝さんは、先代の急逝をきっかけに事業承継しました。当時、会社は債務超過状態。生産現場では納期遅れが多発し、徹夜・残業が常態化していました。世界的ベストセラー『ザ・ゴール』に感銘を受けた居迫さんは、生産管理の大切さを繰り返し伝え、社員の気づきを促していったところ、納期遵守率が次第に向上していきました。輸送費を削減して利益を残すこともできるようになり、債務超過状態を前倒しで解消することに成功しました。 【図解】値付けに役立つ価格弾力性のイメージとは 「鹿児島ケース」は精密板金加工の技術を駆使して機械部品を製造する会社です。金属製の薄い板を複雑な形に高精度で加工し、完成した部品を機械メーカーに納めています。顧客は県外が圧倒的に多く、その5割は九州、4割が中国・関西、1割が関東です。 鹿児島ケースの創業は1985年。初代の居
経営者「穐田誉輝」とは何者か 穐田誉輝は投資家であり経営者だ。青山学院大学を出た後、日本合同ファイナンス(現ジャフコ)に入社し、1996年に中古車買い取り専門のジャックに移る。ジャックでインターネットのビジネスを始め、同社を店頭公開に導いた。 公開で得た資金で投資会社アイシーピーを設立。アイシーピーは価格比較サイトの価格.com(カカクコム)に投資。穐田は社長としてカカクコムを成長させ、これもまた店頭公開に導いた。そして、社長をしている間に食べログというグルメサイトも作っている。その後、クックパッドの社長を経て、現在は、上場企業くふうカンパニーの代表を務めている。 わたしは12月にプレジデント社から穐田誉輝とくふうカンパニーについての本を出版する。この場合、「上梓する」という表現を使う中高年ライターがいる。AIもまたその表現を使いそうな気がする。 けれど、どうなんだろう。「上梓」って読者が
SNSだけを見ていると、私たちの会社はいつも平穏でマイペースに仕事をしてるように見えるかもしれない。しかし、所詮は私たちも普通の会社。世の多くの会社が経験する浮き沈みや苦労と無縁ではない。 昨年は創業以来初ともいえる「営業危機」を経験した。幸いにして半年で問題の大半は解消し、数多くの学びを得た。 その一部始終を言語化することで、経験を再利用可能なノウハウとして定着させたい。同時に記事として公開することで、同じ課題で悩む企業や組織の手助けになればと思う。 自負と怠慢 ウェブ制作会社でありながら、マーケティング系のイベントに多数登壇し、マーケティング系のメディアから多数取材が来る。そんなウェブ制作会社は私たちだけだと思っている。マーケティングに強いと市場に認められ、実際にそうだという自負があった。 制作者が社員の大多数を占めるウェブ制作会社にとって、制作をしているだけで自然と仕事が舞い込んでく
ANRI元島です。一部上場企業で経理をやってました。 言えないあれこれも経験してきましたが、色々な方と話しているとどうやら不正などは自分や自分の会社とは無縁、と思っていらっしゃる方も多いようなので、そうじゃないよ、誰にでも起こり得るよ、ということ、そして体制構築はメンバーや自分を守ることでもあるよ、ということをお伝えできればと思います。 スタートアップと不正ディープテックスタートアップには苦い経験があります。 調達額とほぼ同等の金額が不正の対象となったエルピクセルの事件です。関係者も知り合いが多くこするようで申し訳なさもあるのですが、最近起業された方々はご存じないということが判明したのであえて書きます。以下のことがわかります。 大型の調達をして体制が整っていると思われるスタートアップでも起こってしまう 投資家が取締役に入っていても簡単にはわからない 国の研究費を受けており、そういった機関の
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