株式会社電通(以下:電通)が、「電通のデータ戦略、および企業の事業成長のための次世代マーケティングモデル『Marketing For Growth』記者説明会」を開催した。 説明会では、松永久dentsu Japan グロース・オフィサー/チーフデータオフィサー(以下:松永氏)、鈴木禎久株式会社電通 統括執行役員(以下:鈴木氏)、深田欧介執行役員(以下:深田氏)の3人がそれぞれ登壇し、クッキーレス時代に向けた電通の新たな戦略を発表した。 『電通のデータ戦略と独自データ基盤』という題目で登壇した松永氏は、 「データ戦略の中で重要なのは、データ基盤の構築です。電通はプラットフォーム事業者が提供するDCR(データクリーンルーム)の先行的活用と電通独自データとの連携、複数のDCRに存在するさまざまなデータを運用・分析することができる独自のDCR基盤である『TOBIRAS』、DCRやクライアントの1
米Googleは4月23日(現地時間)、2024年中に完了する予定だったWebブラウザ「Chrome」でのサードパーティcookieの廃止を延期すると発表した。延期はこれで3度目になる。 延期の理由は「業界、規制当局、開発者からの異なるフィードバックを調整することに関連する課題が継続している」ため。 特に、「プライバシーサンドボックス」の取り組みに懸念を示している英政府競争規制当局の競争・市場庁(CMA)が「業界テストの結果を含むすべての証拠を検討するための十分な時間を確保することが重要」としている。 CMAは1月、Googleに対し、複数の競争関連の懸念が解消されるまで、サードパーティcookie廃止を一時停止するよう命じた(リンク先はPDF)。 CMAによる検討などに引き続き協力することで、プロセスを年内に完了し、合意に達すれば2025年初頭から廃止を進める想定という。 Googleは
米Google(グーグル)はプライバシー保護の観点から、Webブラウザー「Google Chrome(グーグルクローム)」で、サード・パーティー・クッキーを受け入れることを2024年内にも停止する方針だ。これまでデジタル広告のインフラとして機能してきたクッキーが使えなくなることで、デジタル広告市場は大きな影響を受けることが予想される。こうした中、大手広告代理店の電通グループは、大手広告プラットフォームとの連携を強化するデータ戦略を明らかにした。 サード・パーティー・クッキーが問題視されている最大の理由は「利用者の同意なしのデータ取得」にある。デジタル広告技術の開発会社は、Webサイトにアクセスしたブラウザーに対し、訪問者の同意なしでサード・パーティー・クッキーを付与し、利用履歴などを取得。そのデータを基に、旅好き、ファミリー層といった利用者の属性を推測し、ターゲティング広告の配信に活用して
2021年、マイクロアドに新卒入社。入社当初よりマーケティング活動に従事しており、リード獲得数の伸長に貢献。広告運用やイベント企画、サイト制作・運用やブログ執筆など、マーケティング全般に携わる。 こんにちは!Ads University編集部の松谷です。 広告事業者の方や広告代理店の方はおそらく聞いたことがあるPrivacy Sandbox(プライバシーサンドボックス)。 Privacy Sandboxは、Google社が提供するPost Cookieソリューションとして注目を集めています。 しかし、「そもそもPrivacy Sandboxがわからない…」「広告配信にどう影響するの?」「難しそう」と思う方も少なくないでしょう。 今回は、Privacy Sandboxの基礎知識と、広告に関連する主要API「Protected Audience API」と「Attribution Report
株式会社電通デジタルは、デジタル広告におけるCookieに依存しない計測基盤「X-Stack Connect(クロススタック・コネクト)」において、LINEヤフーが提供する「Yahoo!広告 ディスプレイ広告 Conversion API」への連携を開始しました。 これにより、従来より対応しているものを含め全5つのプラットフォームで、これまでのウェブサイトによるCookie計測ではなくサーバーのアクセスログやPIIを使用した広告計測が可能になります。 世界的なプライバシー保護の潮流に合わせ、デジタル広告の計測を支えてきたCookieの利用に制限がかかり、特に2024年はChromeにおいて3rd Party Cookieの廃止予定がある中で、電通デジタルでは、Cookieに依存しないCookieフリー時代に向けて、正しいユーザーのウェブサイト上の行動計測とそれに基づくマーケティング施策の最
かびら(教育系ITエンジニア)@ステックアップ @StechUp_kawa サードパーティークッキー廃止の動きにより、ネット広告業界は大きな変革を迫られそうですね。GoogleのブラウザであるChromeは、サードパーティークッキーの段階的な廃止に取り組んでいるようです。 そもそもサードパーティークッキーとは何か、改めて整理したいと思います。まずWebサイトには、クッキーと呼ばれる簡単なメモ帳のようなものを紐づけることができます。クッキーには簡単なテキストを保存できます。そのクッキーですが、ファーストパーティークッキーとサードパーティークッキーと呼ばれるものが存在します。それぞれ簡単なテキストを保存できるという意味で役割が一緒ですが、使われ方が異なります。 ファーストパーティークッキーは、訪れたWebサイト内だけで使用するメモ帳です。主な用途としては、ユーザーのログイン情報などを記録し
多数の延期と不確実性を経て、グーグルはついに、リターゲティング広告の中核であるサードパーティ・クッキーの段階的廃止を本格的に開始した。 世界が新年を迎えた直後、2024年1月4日に、Googleは、Chromeブラウザのユーザーの1%を対象に、サードパーティCookieの制限を開始したと発表した。 これは一見、広大な海の中の一滴に過ぎないと感じるかもしれません。 しかし、実際には、これはかなり重要なマイルストーンなのです。 この取り組みは、Chromeの32億人のユーザーベースの約1%に相当する約3,200万人に影響を与えるだけではない。 FirefoxやSafariのようなChromeのライバル(プライバシーを最優先事項としているBraveやTorのようなブラウザは言うまでもない)は、既に結構前からデフォルトでサードパーティCookieをブロックしている。 そのため、世界で最も人気のある
Chromeのクッキー廃止へ。ブラウザをチェックしてみよう2024.01.13 21:00166,062 Thomas Germain - Gizmodo US [原文] ( 岩田リョウコ ) グッバイ、クッキー! Googleが長年にわたって進めてきたクッキーの廃止計画が1月4日、実行に移されました。Chromeウェブブラウザを利用しているユーザーのうち1%、約3000万人に対してクッキーを無効化。そして今年の年末までに、すべてのChromeユーザーのクッキーがなくなるとのことです。すべてのクッキーではなく、廃止されるのは追跡をするサードパーティークッキーです。 クッキーの役目って?プライバシーを守りたい人たちにとって、インターネットの元凶とみなされているクッキー。ほとんどのウェブでクッキーは、テック企業がオンライン上での私たちの行動を追跡する方法となっていました。ターゲット広告や他の多
米グーグルは2024年1月4日から、Webブラウザー「Chrome(クローム)」上でサード・パーティー・クッキーの段階的な停止を開始すると発表した。まずは全世界の1%に当たるユーザーから試験的にクッキーを停止する機能を加える。24年末を予定する完全遮断に向けた端緒となる今回の措置は、改めて広告業界や広告主の企業に「脱サード・パーティー・クッキー」が待ったなしであるという現実を突きつける。 パソコン用とスマートフォン用のChromeに「Tracking Protection(トラッキングプロテクション)」と呼ぶプライバシー保護機能を加える。世界中のChromeユーザーの中で1%を対象とする。対象ユーザーはランダムに選ぶとしている。 該当するユーザーの画面には「あなたは最初のTracking Protectionのユーザーに選ばれました。この機能はサイトのサード・パーティー・クッキー利用を制限
ウェブサイトをまたいで消費者の閲覧履歴を共有する「サードパーティークッキー」の廃止が迫ってきた。プライバシー保護規制の広がりに押され、米アップルに続いて米グーグルも2024年後半にも自社ブラウザーで機能を止める。ネット広告業界は対応に追われている。各国・地域の規制強化が圧力「あらゆる代替手段を試す動きが広がっている」。博報堂DYホールディングスの西村啓太氏はネット広告業界の混乱ぶりをこう説明
Preparing for the end of third-party cookies Stay organized with collections Save and categorize content based on your preferences. If your site uses third-party cookies, it's time to take action as we approach their deprecation. To facilitate testing, Chrome has restricted third-party cookies for 1% of users from January 4th, 2024. Chrome plans to ramp up third-party cookie restrictions to 100% o
『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day
ニールセンは2022年4月1日より、日本市場においてニールセンデジタル広告視聴率(DAR)のオープンインターネット測定において、「ニールセン・アイデンティティ(ID)・システム」の導入を開始した。 「ニールセンIDシステム」は、サードパーティークッキーなどデジタル識別子の利用制限が進む中で、デジタル識別子のみに依存しない個識別ソリューション。アメリカのほか、イタリア、フランス、英国に続いて今回、日本での導入が始まった。 ニールセンデジタル 代表取締役社長の宮本淳氏にサードパーティクッキー(以下、Cookie9の利用が制限されることで、現時点で発生している問題について、話を聞く。 ――グローバルにおいてここ数年で、データの利活用に際してユーザーのプライバシーが重視される流れにあり、広告に関わる部分ではCookie利用の規制が進んできました。 2017年にAppleがITPのバージョン1.0を
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