久しぶりのブログ記事である。 東日本大震災とそれに伴う福島第一原発事故の後、一部の界隈で福島のことを「フクシマ」とカタカナ表記するのが前からずっと気になっていた。 まず、そもそもカタカナ表記する意味が分からない。おそらくは広島長崎への原爆投下のことについて言及するとき「ヒロシマ」「ナガサキ」と表記する慣習に倣っているのだろうけど、福島第一原発事故と広島長崎への原爆投下を単純に比較はできないだろう。要するに何の効果を狙って、なぜこのような表記をしているのかよくわからない。 先日読んだ本「『やさしさ』の免罪符」にも、このことについて次のようにふれられていた。 「やさしさ」の免罪符 暴走する被害者意識と「社会正義」 作者:林智裕 徳間書店 Amazon 原発事故という不幸は、一部の人にとっては紛れもなく「社会正義」を掲げた政治活動、あるいは商売などにおける千載一遇の「好機」であった。(中略) そ