ロンドン五輪が開幕する。開会式を前に始まった女子サッカーでは、日本代表の「なでしこジャパン」が初戦でカナダを2-1で下し、幸先よいスタートを切った。 国際社会でジャパン・バッシング(叩き)からパッシング(無視)、さらにナッシング(存在感なし)へと揶揄(やゆ)されることもある中で、選手団には「日本ここにあり」と印象づける活躍を期待したい。 今大会は日本が五輪に初めて選手団を送った1912年の第5回ストックホルム大会から100年にあたる。ロンドンでの開催は1908、48年に続き3回目だが、日本にとっては初舞台だ。 この間、日本は競泳や体操競技で一時代を築き、64年には東京五輪を見事に成功させた。 今大会でも競泳男子平泳ぎ100メートル、200メートルの北島康介選手や女子レスリングの吉田沙保里、伊調馨両選手が五輪3連覇の偉業に挑戦する。陸上男子ハンマー投げの室伏広治選手にもアテネ以来の金メダルに