政権交代が確実になった選挙前の頃から気にかかっていたのが、3年前に安倍晋三が強行採決で成立させた「教育基本法」を新政権はどうするかということだった。 当時、安倍が教育基本法改正を図ったことに反対して、立花隆が月刊『現代』2006年10月号に、「安倍晋三への宣戦布告」と題した文章を発表した。これがきっかけとなって改正反対論がある程度盛り上がったが(立花が声を上げる前は、朝日新聞や読売新聞の世論調査で、同法改正反対論は1桁パーセントに過ぎなかった)、権力の頂点に立っていた安倍晋三は、強行採決で改正教育基本法を成立させたのである。2006年12月15日のことだった。 きまぐれな日々 毎日新聞の報道 - 改正教育基本法は「改憲へのステップ」で、これを報じる2006年12月16日付毎日新聞の報道を紹介したが、これを以下に再掲する。 変わる教育の憲法・上 「私の目指す『美しい国づくり』において、教育が