僕の住んでいるマンションは、「加齢対応型住宅」という肩書きが付いています。その名の通り、廊下や浴室などあちこちに手すりがついていて、立ち上がったり歩いたりする時につかめるようになっています。また出入り口や通路によけいなでっぱりがなく、ベビーカーでもぶつからずに出入りできるようになっています(本来は車いすを念頭に置いた設計でしょうが)。詳しいことは知らないのですか、こういった設計をすることで、地方自治体から建築時に助成金がもらえるようです。 しかし1ヵ所だけ「加齢対応」とは言えない場所があります。それはエントランスのドア。オートロックになっていて、開くためにはカギを解除しなければなりません。そのカギの位置が、ちょうど大人のひざ下付近にあるのです。それがどうした?と思われるかもしれません。僕も子供が生まれて、子供をダッコして移動するようになるまでは何とも思いませんでした。ところが子供を片手で抱