グーグル検索2回でお茶が沸く-。インターネット検索が地球環境に与える影響を米ハーバード大の研究者が調査し、ネット検索最大手グーグルで1回検索した時の二酸化炭素(CO2)排出量を7グラムと分析。2回で紅茶1杯を沸かすCO2排出量15グラムに匹敵するといい「地球環境に明確な影響を与えている」と指摘した。英タイムズ紙などが11日、報じた。 研究を発表した物理学者のアレックス・ウィスナーグロス氏は「グーグルは便利だが、検索速度を高めるために必要以上のエネルギーを消費している」と指摘した。グーグルは世界中に45万カ所のサーバーを持ち、昨年の純利益は5220億円に上るネット検索業界トップ企業だ。グーグルで検索すると、情報が複数のサーバーに送られ、最も検索が早いサーバーから結果が送られてくるため、エネルギー消費量がかさんでしまうのだという。 グーグルには、全世界で1日で約2億件の検索ワードが寄せられると