目黒寄生虫館は展示室改修工事のため10月6日(月)まで臨時休館中です。 財団法人 目黒寄生虫館 オフィシャルサイトMeguro Parasitological Museum (MPM) Official Website
中国産および韓国産のキムチに混入していたのは、回虫属の寄生虫の卵だった。本来の宿主がヒトではない回虫(たとえばブタやイヌの回虫)の卵が人間の体内に入ると、厄介なことになる。本来の生育環境と異なるため、幼虫から成長できずに、体内のあちこちの臓器をさまよう。「幼虫移行症」と呼ばれる。 担当の医師たちによれば、最初、回虫は女性の腸内にいたが、血流に乗って眼窩に移動してきたのではないかという。また、セルビアはおろか、欧州全体を探しても、ブタの回虫がヒトの眼窩から摘出されるのは、今回が初めてではないかとのこと。 摘出された回虫は体長11センチだった。ブタ回虫の成虫は雄が体長15〜25センチ、雌が体長20〜40センチに達するというので、摘出されたのは幼虫だったと思われる。つまり、この女性患者は「幼虫移行症」にかかっていたことになる。 いや、“かかっていた”と過去形で言うのは早計かもしれない。一匹しか体
南アフリカ共和国ノースウェスト州の保健局が1月31日に発表したところによると、同州マフィケン周辺のいくつかの村で、昨年の12月(現地では夏)から謎の病気が流行しているという。“謎の病気”と聞くと、SARSのようなウィルス性の伝染病を真っ先に連想するかもしれない。だが、ウィルスではなく、目に見える大きさの生物が関与している皮膚病なのだ。 ノースウェスト州の保健局では、マフィケン周辺の村々の住人に対し、体がかゆくなって黄色い発疹が出来た場合は、すぐに診療所で見てもらうように呼びかけている。保健局の職員が感染者の家を訪問したところ、犬も同じ病気にかかっていることがわかった。 農務省の家畜鳥獣・公衆環境衛生課が“虫”の標本を採取し、分析を急いでいる。何らかの種の昆虫の幼虫だと見られている。この“幼虫”の感染経路として最も疑われているのは、洗濯物である。次のようなプロセスで発病するのではないかと考え
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