「御神体は空気です!」と言われてピンと来る人がいたら、それはかなりの神社通に違いない。山形県朝日町にある『空気神社』は、聞いてビックリ! なんと空気を奉る神社として有名。しかも驚くのはその外観で、何もない。空気だから”無”なのである。果たしてここはどんな神社なのか、数ある疑問を晴らすべく観光課の方にお話を伺った。 そもそも、この『空気神社』は、人間の生命の源である大気への感謝を込めたシンボルを作ろうという目的で、地元有志の努力により完成したおそらく世界初の神社。単純にココを見て、「何もないじゃん」と思うのはド素人。建物が存在しないように見せておいて、実は地下にはちょっとしたスペースがある。中は30人前後入れる広さがあり、12個の素焼きの瓶が納められている。 「何で瓶が?」と思うなかれ、御神体が空気であるこの神社では当たり前。瓶の中には空気が入っているではないですか。瓶が12個なのは、「1年