ハッピーターンでは最近、「ハピたん」というキャラクターもつくられており、これには30〜40代の女性を中心に1400件もの応募があったのだとか。 私の記憶では、「おばあさん」がいる家のハッピーターン所持率、ほぼ100%。そんな話を友人にすると、「え!? うちのばあちゃんも……」とみな口々に言う。いったいなんだ、ハッピーターンの存在って? 自分の中では「ばあちゃんの魅惑菓子」だったハッピーターンだが、あの独特の粉を「合法的麻薬」などと呼ぶ人もいたりと、根強い人気があると聞く。亀田製菓に聞いてみた。 「『ハッピーターン』が発売された77年頃は、第1次オイルショックの影響で日本中が不景気だったため、文字どおり『幸せが戻ってくるように』と願いを込めてつけられました。当時は、ほとんどのせんべいが網で焼いたせんべいでしたが、『ハッピーターン』は鉄板で焼いた、ちょっとハイカラな洋風のイメージ。生地は柔らか