気象ビッグデータを活用=作業効率化、被害縮小に-建設、農業など 気象ビッグデータをスーパーコンピューターで解析した詳細予報を画面で確認し、建設現場の作業工程などを検討する大手ゼネコン 鹿島 の工事事務所=さいたま市西区 膨大な気象データを性能が向上したスーパーコンピューターで解析し、局地的な豪雨など気象の変化をいち早く予測する詳細予報の活用が広がっている。建設現場では作業の効率化に、農業や鉄道などでは天候の変化による被害の縮小・回避に役立てている。 建設現場では作業を止める雨や雪が大敵。72時間先までの予測が30分ごとに更新される1キロ四方のピンポイントの詳細気象予報が活躍する。現場のある都道府県レベルの予報は終日雨でも、現場は降雨がないことや、数時間でも降らないことが詳細予報で把握できれば、それに合わせた効率的な作業設定が可能になる。 逆に、県の予報は晴れや曇りでも、現場は雨と分かれ