春漁の本命、毛ガニ初漁〜ニシン、ホタテに続き揃い踏み (3月23日付け) 沖合底引船のニシン、沿岸のホタテに続いて22日から春の味覚の代表選手、毛ガニの水揚げが始まった。続いて同日、ホッキ貝の初漁もあり、紋別漁業協同組合(阿部滋組合長)の直営市場は「海明け」の入札やセリが活気を帯びた。これで紋別の春を告げる旬の魚種がほぼ出揃ったことになるが、期待の毛ガニは価格が安く、生産者には厳しいスタートとなった。初漁は約2.5トンだった。 今春の初漁はニシンが最初で、12日に市場に上場された。続いて20日から沿岸漁が始まり、ホタテを初漁した。22日には、予定通り毛ガニも水揚げされ、春の代表的な魚種が出揃ってきた。毛ガニ初漁は昨春より1日早い。 ややシケ模様が続くなか、紋別漁協毛ガニ部会(石岡正春部会長)の6隻のカニかご漁船は、吉岡照由さん所有「第7北幸丸」(9.7トン)を先頭に続々と入港した。