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（ＣＮＮ）　米コネティカット大学は、赤ワインの健康効果を説いた同大教授の研究にデータの捏造（ねつぞう）があったとする学内の調査結果を発表した。 捏造を指摘されたのは、同大医学校で心臓血管研究所長を務めるディパク・Ｋ・ダス教授。大学の調査委員会が３年がかりで調べた結果、少なくとも１４５回にわたって研究データが捏造されていたと判断した。捏造は７年の間に科学誌などに発表された２６本の記事に及ぶという。 ダス教授は赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロールと心臓の健康との関連を調べた研究で有名。この分野で多数の論文を執筆し、その多くは米国立衛生研究所の助成を受けていた。 しかし２００８年、米当局に匿名情報が寄せられたことをきっかけに、大学側が調査を開始。ダス教授が実験結果を不正に操作し、一貫したデータが出たように見せかけていたケースがあることが判明したという。ただし、この操作によ

大学入試センターは１４日、震災の影響で臨時会場となった宮城県立気仙沼高校で、英語のリスニングのＩＣプレーヤーが約２００人分届かず、試験開始を遅らせていると発表した。

日本将棋連盟の米長邦雄会長（６８）と将棋コンピューターソフト「ボンクラーズ」の特別対局が１４日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、後手の米長会長が敗れた。　永世棋聖の米長会長は、名人１期などタイトル計１９期を獲得し、２００３年に現役を引退。勝ったボンクラーズは、昨年の「世界コンピュータ将棋選手権」で優勝した実績を持つ。　過去、公の場でプロがコンピューターと対戦した例では、０７年に渡辺明竜王が勝ち、１０年の清水市代女流六段は敗れている。　この対局は「将棋電王戦」の名称で開催され、第２回は、新鋭の船江恒平四段が対局者に決まっている。

「啓翁桜をロシアに」　バイヤー、酒田の農家を視察 高橋さん（左）から啓翁桜の説明を受けるアンドレーエワ社長（中） 厳冬期に花を咲かせる山形特産の啓翁桜（けいおうざくら）を買い付けようと、ロシア・ウラジオストクの花卉（かき）輸入業「フレラン社」のエレーナ・アンドレーエワ社長が１３日、山形県酒田市内の栽培農家を視察に訪れた。 　アンドレーエワ社長は酒田市北沢の高橋正幸さん（４６）の栽培施設を見学。観賞用に人気の高い啓翁桜の開花の性質や輸送方法について説明を受け、「美しいピンクの花が気に入っている。ロシアの人々にぜひ届けたい」と取引に意欲を見せた。ウラジオストクで今月、山形の特産品をメーンにした物産展を開く計画も明かした。 　高橋さんは「国境を越えて、いいお付き合いができればうれしい」と期待していた。 　酒田港の対岸貿易拡大を目指し、山形県は一昨年と昨年、ロシア国内で単独の商談会を開催し、生産量

野生のアザラシの群れを間近に観察できる場所として、観光名所ともなっている稚内市の抜海港で１３日、アザラシの上陸を制限する柵が設置された。昨年１２月２９日には、これまで最高の約１４００頭が港内に滞留。あまりの多さに漁業被害も深刻化してきており、同港への集中を避ける狙いだ。 稚内市中心部から２０キロほど離れた抜海漁港は、周囲をサロベツ国立公園に囲まれた日本海側の港。毎年１０月には、野生のゴマフアザラシが群れをなして回遊し、港内の砂州や消波ブロックの上でくつろぐ姿が観光客に人気を博し、１１月１日から５月中旬まではアザラシ観察所が設置されている。 しかし、その数が増えるにつれて周辺で行われる秋サケや水ダコ漁などへの被害も深刻化し、漁業者の悩みの種となっている。観察所の管理人を務める伊藤美幸さん（４４）は「観光客にしたって、こんなに大量のアザラシを望んでるわけではない。せめて１００頭以下に減ってくれ

津波で７万本の松が消失した陸前高田市の高田松原の松ぼっくりから取り出した種が苗となり、元気に育っている。松原の保存運動を続け、津波の犠牲になった同級生の供養のためにと、市出身の女性が種を提供。「奇跡の一本松」は枯死状態となったが、松原のＤＮＡは生き残った。 女性は陸前高田市に隣接する住田町に住む新沼孝子さん（７４）。新沼さんにとって、高田松原は思い出の場所だ。「曲がった松にブランコを付けて遊んだり、松ぼっくりを拾ったり。私の背丈より低かった松もぐんぐん伸びて…」。６９年前、５歳のころに松原で撮影したモノクロ写真を見つめながら振り返る。「『一本松』も残ってほしかったけど、あれだけ潮水をかぶれば、難しいのかな」と寂しげな表情を浮かべた。 住田町の製材所に嫁いだ後も時折、松原へ散歩に訪れた。一昨年秋、習ったばかりのリース作りに使おうと、松ぼっくりを拾った。１回散歩するたびにレジ袋ひとつ分を集め、

宮城県気仙沼市は、津波で大きな被害を受けた気仙沼湾近くの中心市街地を全国から募ったアイデアで復興しようと、「復興まちづくりコンペ」の提案を募集している。 対象となるのは、魚町・南町内湾界隈(かいわい)の復興計画。マグロ船の船会社や飲食店など昭和初期の古い建物が立ち並び、港町の風情を伝える「気仙沼の顔」として観光客にも人気があったが、津波で壊滅的な被害を受けた。 復興に際しては、高さ６・２メートルの防潮堤や、避難路、避難所の設置を提案の条件としており、防災・減災と港町としての景観の兼ね合いを重視する。菅原茂市長は「全国的に注目を集める街として整備したい」と話している。 応募資格は問わない。応募の意向を２７日までに事務局に連絡する。趣旨や手法、事業スケジュールなどを盛り込んだ提案書類の受け付けは２月２０～２４日。審査は地元住民や有識者による審査員で３月上旬に行い、最優秀賞１点、優秀賞２点、佳作

オホーツク地方で唯一の風力発電施設の北海道興部町風力発電所が、修繕費用難のために昨年１１月、完成から約１０年で廃止され、風車を固定したモニュメントとして残されることになった。 東日本大震災を受けた福島第一原子力発電所の事故後、風力発電は再生可能エネルギーとして注目されているが、小規模風力発電施設が直面するコスト高の課題を露呈した格好だ。 同町の風力発電所は２００１年３月に完成。風車は１基で、建設費約１億９０００万円は、経済産業省が所管する独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構（ＮＥＤＯ）がほぼ半額を負担し、道の補助を除く約５０００万円を町が負担した。隣接する町の農業研究施設に電力を供給したうえで、余剰分は北海道電力に売電してきた。約９年半で計６１７０万円の売電収入があり、６４３０万円の維持管理費と収支はほぼ均衡していた。 しかし、１０年１０月に発電機のベアリングが破損して稼働を停

印刷 関連トピックスヤフービザなし交流参加者を乗せて色丹島に向けて出港するロサ・ルゴサ（右）とロサ・ルゴサ二＝昨年９月、根室市の根室港 　北方四島ビザなし交流で使われた大型客船ロサ・ルゴサ（４８０トン）とクルーザー船ロサ・ルゴサ二（４７トン）の２隻を、北海道斜里町が初めてヤフー運営の官公庁オークションで公売にかけた。最低見積価格はロサ・ルゴサが３５００万円。ロサ・ルゴサ二が５００万円。 　２隻は、所有会社の関連会社が斜里町で経営するホテルの町税を滞納したため、町が２０１０年秋に差し押さえた。町は昨春も庁舎前の掲示板やインターネットを使い、２隻セットで公売公告を出したが、買い手がつかなかった。このため今回は価格を下げ、官公庁オークションで１隻ずつ公売することにした。 　２隻は昨年のビザなし交流で、関係機関からの要請を受けて交流事業に限って運航が許可された。今年からのビザなし交流では新造船「え

県立宇和島水産高（野上完治校長）の実習船「えひめ丸」（４９９トン）が１３日、米・ハワイ沖の遠洋航海実習のため宇和島市の宇和島港を出港した。実習生１９人と漁業科・機関科の専攻科生４人、指導教官、乗組員計４６人が乗船している。 出港式には在校生や父母ら約３００人が出席。生徒会副会長の和田侑里奈さん（１７）が「安全で実りある航海を祈っています」と激励、実習生を代表して藤堂大暉さん（１７）が「一回り大きな人間に成長して戻ってきたい」と決意を述べた。 米原潜に衝突され４代目えひめ丸が沈没（０１年）した２月１０日には、洋上で黙とうし犠牲者９人の冥福を祈る。また、ハワイのホノルルで慰霊碑に千羽鶴を手向ける。３月１４日、宇和島港に帰る予定。【川上展弘】

震災から１０カ月たった今でも県内の沿岸の海底の漁場からは、がれきが網に絡まって引き揚げられている。操業する乗組員たちは深い海の底に沈んだ震災の傷跡と日々向き合う。 底引き網漁の拠点となっている宮古市魚市場岸壁。１３日も１０隻の底引き網漁船が漁を終えて戻ったが、「第１欣栄丸」（７０トン）が最初に揚げたのは魚ではなく、崩れた畳や布団、トタン、流木など。甲板に巻き上げた網に、がれきが引っかかったままの船もある。「網が破れるのはしょっちゅう。寒い中、補修が大変だ」と乗組員が嘆いた。 底引き網の漁場は約３０キロ沖合の水深２００メートル前後。がれきの量はひと頃ほどではなくなったが、津波被害の大きかった宮古市田老より南側の海底がひどいという。 岸壁の一角には、網から取り除いたがれきの山が絶えない。ガスボンベやドラム缶も見える。「がれきが揚がってくるたび、心が痛むよ」。乗組員が沖を振り返った。【鬼山親芳】

東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌町の大槌町漁協（倉沢重司組合長）は、１３日開いた理事会で組合の存続を断念する方針を決めた。組合は約１０億円の債務超過に陥り事実上経営破綻した状態で、今後は新組合を設立し、事業や従業員を移管したい考え。 漁協関係者によると、同漁協は震災前から１０億円以上の負債を抱えていた。震災で事務所が被災したが、多額の負債があることを理由に、震災で国や県が打ち出している補助金などの支援策は受けられない見通しだったという。 同漁協は７１年に町内の３漁協が合併し発足。資本金は約２億４０００万円で、従業員は３０人。漁協ホームページによると、主要漁業は定置網漁やワカメ、ホタテの養殖。定置網漁は震災前から漁獲量の減少や魚価の低迷で振るわず、漁協の経営に影響していたという。【神足俊輔】

県水産試験場は１３日、冬の旬の味覚「寒ダラ（マダラ）」の漁況をまとめた。 １月から２月の寒ダラの漁獲量は平年量の２２２トンを「やや上回る」と予測。魚体は７０センチ前後で、５キロ以上の大型が中心になると期待されるが、漁期の本格化は平年並みの１月中旬以降か、やや遅くなるとみている。 寒ダラの今年の初漁日は９日。漁獲量は３トンだった。今年は体長７０センチ前後、体重５キロ以上の６歳魚が中心となりそうで１箱１本入れの豪快なものになりそう。 漁場は中・北部に偏り、また沖合でまとまった漁獲があることから来遊が遅れているとみられ、本格的な漁は平年並みかやや遅くなると判断した。【佐藤伸】

タラふく味わって！にかほの２０店　タラ料理キャンペーン始まる ※写真クリックで拡大表示します 参加店の店先に掲示されるキャンペーン告知ののぼり 「タラ料理でおもてなし　んだっ鱈（たら）、にかほ市へ！」が１４日、にかほ市の飲食店２０店で始まった。同市の冬の味覚、タラの料理のキャンペーン行事。２月５日まで。 期間中は、定番の鍋をはじめ、煮付けやタラ汁が付く定食、「だだみ」と呼ばれる白子の刺し身と天ぷら、ピザ、グラタン、ラーメンなど各店独自のメニューを用意する。 参加店は、割烹（かっぽう）、居酒屋、すし屋、洋食店、宿泊施設など。期間中、キャンペーンのキャラクター「タラちゃん」「フクちゃん」を描いたピンクののぼりを店頭に掲げる。一部の店は予約が必要。 参加店とメニュー付きの小冊子は同市と由利本荘市の道の駅などに置き、同市商工会のホームページに詳細を載せた。 行事は、金浦地区で毎年２月４日に

印刷 メール 御利益あるかも…？縁起物食品大集合 本当に合格祈願になるのか疑わしい無理目の語呂合わせも含めて、受験にまつわる縁起物食品をあれこれご紹介します。よろしければ一度お試しを。受験生の皆さん、頑張ってください。（アサヒ・コム編集部） 写真をクリックすると、大きな画像が表示されます。次々とめくって見ることもできます。環境によっては表示に時間がかかる場合があります。 購入・利用について（おわけできない写真もあります） アサヒ・コムトップへ教育トップへセンター試験特集トップへ

印刷 　岩手県大槌町の大槌町漁業協同組合（倉沢重司組合長）が約１０億円の債務超過に陥り、事実上経営破綻（はたん）したことが分かった。漁協は１３日、理事会を開き、組合の存続断念と、新たに設立される組合に事業や従業員を移す方針を承認した。東日本大震災を受けて漁協が破綻するのは初めて。 　同漁協は震災で事務所が被災したうえ、融資をしている県信用漁業協同組合連合会が経理状況を調べたところ、過去の設備投資などで十数億円の負債を抱えていることが発覚した。 　被災地の漁協には、国や県から、貸し付けや補助金など様々な支援策が講じられている。しかし、岩手県などは、多額の負債を抱えたままでは新たな補助金などの受け皿にはできないとの考えを大槌町漁協側に伝えていた。 　この日の理事会で組合は経営改善は困難と判断。新組合の発起人会を今月半ばに開く方向で調整を進めており、新組合立ち上げのめどは６月とした。復旧・復興事

県の平成２４年度当初予算案の一般会計総額が約１兆７千億円に上る過去最高の規模になる見込みであることが１３日、県議会予算特別委員会で明らかになった。東日本大震災の復興事業費が約９千億円に膨らむ見通しで、総額を大幅に押し上げた。　今野純一総務部長は委員会で、一般会計の規模について、国の２４年度当初予算案で創設された約３兆８千億円に上る「復興特別会計」の各県配分率が未定のため、「今後、金額が大幅に変更になる可能性もある」と説明。県の歳入は県税収入が２３年度当初比で約３００億円減になるほか、全体で約４３０億円の大幅減収になる見込みのため、人件費カットなどで歳出を抑制する方針も示した。　村井嘉浩知事は「限られた財源だが、できるだけ震災関連に配分していくことで復興のスピードアップを図る。通常事業は震災復興の効果を補完したり、増進するものに限って予算化したい」とし、自ら「復興元年」と位置づける２４年度の

寒風の吹き抜ける宇和島市津島町岩松の岩松川で、アオノリの収穫が始まっている。岩松漁協の組合員らが、干潮になる時刻に合わせ、胸まであるゴム長靴を身に着けて川に入ったり、小舟からカマや鉄のつめを付けた棒を使い、川底の石に付着した長さ約１メートルに生育した濃い緑色のアオノリを次々に絡め取っている。 収穫されたアオノリは、水洗いして天日に干される。ほとんどが東京の卸問屋に出荷され、和菓子の材料などになるという。 同漁協の森岡長利組合長は「色や香りはとても良い。収穫量は前年並みの１トン以上を見込んでいる」と期待する。収穫は、生育具合を見ながら３月いっぱいまで続けるという。【川上展弘】

四万十市の四万十川河口では、冬の風物詩となっている、特産のスジアオノリ漁が行われている。 四万十川下流漁協によると、四万十川のスジアオノリは、色合いや風味などに定評があり、天然物では全国出荷量の約８割を占めるブランド品。近年の収量は１０～１５トンで、暖冬の影響や砂州の一部消失などで減少傾向にあるという。 同市山路では、ウエットスーツ姿の組合員が潮の引いた浅瀬に入り、先にカギが付いた棒で川底からノリをかき取っていた。漁をした組合員は「まだノリが短い。一日で数センチ伸びることもあるので、期待して待ちたい」と話した。 同漁協によると、例年１月中旬に１回目の入札会を行っているが、今年は１３日現在の収穫量が少ないため、開催時期が遅れる見通しという。

雌のズワイガニ・セコガニの最終競りが１２日朝、香美町の柴山漁港であった。 島根県の北方で操業していた底引き網漁船４隻が約４万７０００匹を水揚げした。仲買人たちは威勢の良い掛け声で次々と競り落としていった。 最高値は１匹８１８円だった。雌のズワイガニは資源保護のため、雄より約２カ月早く漁期を終える。雄のズワイガニ漁は３月２０日まで続く。【竹花義憲】 〔但馬版〕

【さくら】東北の被災地の復興を願い、氏家商工会は、ワカメ漁で有名な岩手県宮古市の「重茂漁業協同組合」にメッセージを入れたタオル１千本を贈った。同漁協の復興への取り組みをテレビで見て感銘を受けた会員が、多くの人がタオルを鉢巻きにして作業することを知って協力を呼び掛けた。同漁協の伊藤隆一組合長からは「心温まるご援助に感謝申し上げます」などと感謝の言葉をつづった手紙が届いた。 タオルの寄贈は、東日本大震災による大津波で甚大な損害を受けた重茂漁協の復興への取り組みが、昨年９月にＮＨＫで放映されたことがきっかけ。同商工会の加藤有総務委員長（67）が、津波で船を流されたワカメ漁師たちが、国の支援が届かない中、船を共同で使うなど独自の努力で取り組む様子に感銘を受けた。 「ワカメ漁を続けるため、国の担当者にはっきりものを言っている組合長の姿にも感動した。組織はこうあるべきだと再認識させられた」と加藤委

水産都市・八幡浜市が市内の水産加工業者と連携し、総菜用に下処理した魚の商品化を目指している。魚を調理できない消費者が増え、鮮魚の売り上げが減っている現状に対応しようという試み。手始めに３月まで、需要期を過ぎた安値の地元産魚を下処理して学校給食用に提供し、関係者の意見を踏まえて新しい調理方法などを提案しながら、提供先の開拓を進める。（梶原善久） 同市の魚市場の２０１０年度取り扱い量は、ピーク時の５分の１の９２２０トン、取り扱い金額も４２億円と４分の１近くまで落ち込んでいる。大半の魚は年中水揚げされるが、アマギで１５００円台～２００円台、ハモは１０００円台～１００円台などと、時期によって価格が大きく変動する不安定さも課題となっている。 市は都市圏での市場調査を通じ、鮮魚の売り上げ低下の一方で、魚の総菜は販売量、価格とも堅調に推移していることに着目。市内にはかまぼこ会社向けに下処理をする業者が５

最高賞は石川県の金箔の皿　日本のおみやげコンテスト 日本のおみやげコンテストでグランプリを受賞した、金箔を施したうちわ形の皿「四季」＝１３日午後、東京都港区 観光庁は１３日、外国人の視点で選ぶ「魅力ある日本のおみやげコンテスト２０１２」を都内で開き、最高賞のグランプリに、石川県の金箔を施したうちわ形の皿「四季」を選んだ。日本の伝統が表現された品を選ぶ「トラディショナル部門」の金賞も合わせて受賞した。 　コンテストは８回目で７２０点の応募があった。成田、羽田、中部、関西の各空港で展示、販売することを検討する。

国土交通省が、津波の漂流物が市街地に流入するのを防ぐネット状の「津波バリアー」を、須崎港に近いＪＲ須崎駅前に完成させた。須崎市が市民や駅の利用者向けに用途をＰＲするよう求め、同省高知港湾・空港整備事務所が約２０万円をかけて横断幕をつくった。しかし横断幕があれば津波の水圧がバリアーにかかるなどとして、同じ国交省の四国地方整備局は横断幕の設置を見送った。同市は「横断幕で市民の防災意識も高まると期待したのに……」と困惑している。 津波バリアーは、昭和南海地震の津波で同港の貯木場から大量の木材が市街地に流入し、被害が拡大した教訓を生かし、漂流物を食い止めるために設置。同港の木材工業団地とＪＲ須崎駅前の２カ所に、高さ４・５メートルのワイヤネットが張り巡らされ、昨年９月に完成した。 市は昨年１１月、バリアーの用途を分かりやすく表示するよう高知港湾・空港整備事務所に要望。同事務所は約２０万円をかけ、