国内で唯一運転している福井県の大飯原子力発電所の3号機で、冷却装置の内部を流れる海水の量が減っていることから、関西電力は、装置の内部に大量の貝などが付着したことが原因とみて、貝などを取り除くために、出力を一時的に20%ほど下げて運転することになりました。 福井県おおい町にある大飯原発は、去年8月から3号機と4号機が国内で唯一営業運転を続けています。関西電力によりますと、このうち3号機では発電用のタービンを回す蒸気を冷やして水に戻す「復水器」と呼ばれる冷却装置で、内部を流れる海水の量が去年12月ごろから減り始め、通常の量より20%ほど少なくなっているということです。 関西電力は、復水器の内部に大量の貝などが付着したことが原因とみて、今月17日から1週間ほどかけて内部に付着した貝などを取り除く作業を行い、その間、出力を20%ほど下げて運転することになりました。 関西電力は「出力を下げている間は