表現の差別性を告発すること - 擬似環境の向こう側

いまも昔も、ネットでのコミュニケーションでは諍いが絶えない。昨日はあちらで、今日はこちらで、といった感じで、いろいろなところで火の手が上がる。 それらの「論争」を眺めていると、対立している双方が強い被害者意識を持っていることが少なくない。とりわけそれが「差別批判 vs 表現の自由の擁護」という構図を取ると、その傾向はより一層強まる。 一方には、差別によって苦しんでいたり、その苦しみを引き受けることでメディア表現のあり方を問題視する人たちが存在する。他方には、そうした差別批判によって自分たちが享受してきた表現の自由が脅かされていると感じる人たちがいる。「相手によって自分たちの権利が脅かされている」と感じる人びと同士が対立する構図が生まれてしまっているように思える。 そのような構図のもとでは、「潰すか、潰されるか」という発想にしかならず、意見の違いを認め合ったり、歩み寄りが生じたりすることはま

[KoshianX]

研究者じゃなくてもきちんと根拠を示して妥当な批判を提示すれば炎上しないしね。これとか燃えてないでしょ。 https://togetter.com/li/1269316

[quick_past]

意見の原因を軽視してただただつっぱねてる時点で、分断目論んでんじゃないの？レベルの話ではあるんだけどね。社会参加意識がないと言うか。表現側にもそういう人多いし。表現で食べてるのに表現の作用を軽視してる

[sumiretanpopoaoibara]

メディアが陥りがちな無自覚な差別の再生産について。 斜に構えたりネタ化や炎上・晒し上げになりがちなネットメディア（とそれを愉しみにするユーザー）に対峙するリテラシーやバランス感覚を大切にしたい。

[rci]

御意。時間はかかっても地道な実証的研究を続けていくのが研究者の役割と思う。思いつきを言いっ放しにするしかないツイッターにはできないこと。

[yoko-hirom]

被害者側に責務を課すのは如何なものか。公を害する環境汚染による健康被害で被害者側に因果関係の証明を求めても公害防止に資さない。一部の人の気分を害する差別表現を公にする場合ではどうか。

[usi4444]

「部分的に批判されているのに、全否定されていると解釈」←ネット・イナゴ化してるケースは大抵そう。そしてコアには扇動者がいる。

[IkaMaru]

一言で表せば「雑」だと。もちろん丁寧に言っても彼らは聞くまいが、それでも議論の力を信じる者を自認するなら丁寧な議論を心掛けるのは最低限のモラル

[a8888]

全ての人に求めるのは酷でも、専門としている社会学者にならそれくらい求めてもいいだろうね。権威はそうやって違いを示してこそ維持されるものだろうし。

[rgfx]

「根拠」を示せば聞いてくれる、とかなかなか楽観的な。(ref: https://twitter.com/kabutoyama_taro/status/1048840450172284928

[hdampty7]

一部の閉じたローカル文化が拡大してメジャーなメディアに表出すると、その文化に馴染みがない人との間で軋轢が発生するという構図の問題に対して、既存の思想集団の対立で語られるという不毛さが興味深いと思う

[rag_en]

いつも言ってるが『「表現」は世の中にどの様な「影響」を与えてもよい』『「ネタ」が「マジ」を、「フィクション」が「リアル」を上書きする世界っていいですよね』という話でしかない。

[c_shiika]

"問題を論じるために、ここまでの手間暇をかけて調査を行い、分析を行っている"　社会学って本来そういう学問よね

[ScarecrowBone]

まともなお話

[DG-Law]

批判対象を調べて妥当な批判をしよう，という意味ではこれと同じ論点。もちろん同意。　http://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1272929

[Yoshitada]

永久に殴り合いたいのでもなければ、簡単に「アイツら」とか言うな。

[takehiko-i-hayashi]

賛同。もちろん不完全情報下でも批判を行うべき局面も大いにある。その場合には情報の取得に最大限努めるとともに順次見解の改訂を行うことが必要。それが専門知という権力を社会から委託されたものの責務だと思う

[Dr_Shibaitaroka]

“ある表現の差別性を告発するにあたってはその歴史的起源を論じたり、数量的なデータ分析によって、根拠ある形でそれを提示するべき”

[vio1et-ce1ery]

表現の差別性を告発するときだけでなく、差別性を否定する際にも当てはまること。歴史性やデータなどの根拠を示さなくてはね。／そしてそれを読み解くリテラシーが一般の人には求められるわけだけど現実は厳しい

[technocutzero]

こと日本では「物理的な実害」が極めて少ないから批判の大義名分を探しても結局好みや気分でしかなくなることが多い気がするけどな

[sakamotoakirax]

根拠の提示については賛成。しかし日本の議論はマウンティングに終止する性質があるのをもっと指摘するべし。要するに最初から真面目に議論する気がないのが圧倒的に多い。

[turanukimaru]

表現の自由は有るのだが特にマスコミにおいてその表現に皆が引っ張られてしまったり反発されたりという話。日本では「障碍者はかわいそう」という話に近いか。補助は要るが同情は要らんという人達に同情が寄せられる

[nemuiumen]

つまるところ、気に入らない奴を即ぶっ叩くことと、それにより仲間内で存在感を増すことで知識人ぶるのが目的なので、実はトピック自体はどうでも良いという。

[oktnzm]

フィクションとそれ以外ではだいぶ意味が違ってくるだろう。純フィクション批判は手ごわいからこの間のキズナアイ批判のような番組構成とかの批判に移っていく傾向になるのかもしれない。