科学を福島の住民の生活につなぐ – Fact Check 福島

丹羽太貫×早野龍五／服部美咲 2017年11月11日 「基準値は安全と危険の境界ではない」 2017年8月、放射線相談員等についての会合が福島県いわき市で開かれた。放射線相談員は、住民が放射線と向きあいながら暮らしていく上での様々な相談に応じるべく県内各地に配置されている。会合では、避難指示が解除された地域の相談員から、「国が除染の目標として示した年間追加被曝線量（以下「年間」と略記）1mSvという数字、そこから算出された毎時0.23μSvという数字そのものが、住民の不安と不信感を煽っている」と訴える声が複数あがった。 長崎大学高村昇教授は会合の中で、2017年4月に避難指示が解除された富岡町では、住民のうち「戻りたい」と回答する人は2割を切ると発表した。その理由として約43%の人が「放射線不安」を挙げた上、「（数字として）線量が下がれば帰還を考える」と答えた人は48.4％にのぼり、「（放

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“線量が低いということがはじめからわかっていたからでもあります。福島の原発事故では健康影響は大きな問題じゃない、社会問題であることは明らかでした” 真摯な科学者の声を聞く人、もっと増えてほしい。

[kamezo]

〈福島のようなごくごく低いリスクの地域で生活して、次世代に放射線の影響が出るはずがない〉〈今、放射線の健康影響以上に大切なのは、放射線から自分の日常を取り返すことです〉

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土を基準にしてはいけない（土壌汚染の度合いを基準にしてはいけない）というのは事故後ロシアの科学者から伝えられたメッセージの一つだったけど、あまりにも扱い小さかったよね

[takehirohattori]

“基準値は安全と危険との境界ではないのにもかかわらず、そのあまりに硬直化した運用が、かえって住民を苦しめているのは本末転倒である”

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　（　福島　　）（　／除染　）

[njamota]

ロシャールと早野の、早野と丹羽の齟齬。人生における正しさとは何か。社会において正しさはどうあるべきか。科学的正しさは我々に何をもたらすのか。正しさはどうやってその人にとっての正しさになるのか。

[zu2]

被害を押し付けてしまった、という感覚がないのが気になる。