止まらない貧困層の高校中退 子どもたちを社会的排除から救うために

筆者は2009年、高校を中退した若者たちの貧困の実態、とりわけ日本社会の低層に沈んでいる若者たちの嘆きや悲しみ、助けを求める声を、彼らに代わって社会に伝えるために、『ドキュメント高校中退』（ちくま新書）を書いた。 それから3年たったが、全国の生活保護の担当者の間ではまだ、「貧困の連鎖の原因のひとつに、高校中退の問題がある」という指摘があり、いまだに「中退」が若者の貧困にとって大きな要因の一つになっている事態は変わらない。 生活保護世帯や貧困層の生徒で、せっかく高校に進学できても、中退するケースは多い。関西のある市のケースワーカーも「あまりにあっさりと中退してしまうケースがある。中退すればその分、就職もしにくくなるにもかかわらず、誰にも相談せず自分で判断してしまう傾向がある」と指摘する。（産経新聞2012.9.6） 最近、筆者が出会った高校を中退した若者たちを紹介しながら、なぜ、彼らが「あっ

[zakinco]

格差を広げて金持ち層の立場を確固たる物にすることに協力しているようにしか見えないWEDGEにしては珍しい記事。こんな社会的な記事を載せたら主要読者からクレームが来そうで心配だ。

[suzu_hiro_8823]

思いっきり穿った見方をすれば、社会的慣習では先進国化は進んでいるのだが、意識や制度の点でまだ途上国っぽさが抜けてない。だから一本道しか用意できないし用意しない。…多様性が足りないと思うのだ。

[gogatsu26]

“「金がない」ということは、「電車代が払えない」「携帯電話の通話料が払えない」「ご祝儀や香典が払えない」「洋服や化粧品を購入できなくなり、人前に出られなくなる」ということなのである。”

[ROYGB]

高校中退の前に小中学校を休みがちという傾向があるような。アルバイトや仕事が長続きしないのも同様の傾向か。貧乏だけど勉強したいとか、勉強できないけど仕事熱心とかではない人に対する支援は難しそう。

[kechack]

高校中退は、低学歴としてその後の職場での早期のリストラ、解雇、劣悪な労働環境、不安定就労などの温床となるという意味で、若者の周縁化を招く大きな要因である。

[EnvCom]

「彼らは実に「あっさり」と中退していく。4人が幼い頃から社会から排除され、「自分ならできる」という自己肯定感を抱いていないように、彼らはそれまでの環境のなかで学ぶ意欲を徐々に喪失している」

[Cru]

尼崎の事件も貧困の連鎖が背景があったりするのか？

[Uzi_FZ]

｢人生に対する意欲の喪失は、社会的排除からもたらされる。｣そして、｢彼らはそれまでの環境のなかで学ぶ意欲を徐々に喪失しているため、中退の段階になって食い止めようとしても、もう遅いのだ。｣