羽田空港：新滑走路で飛行検査 １０月２１日供用開始 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

航空灯火の飛行検査を受ける羽田空港Ｄ滑走路（中央）。飛行検査機の操縦室から撮影した＝２０１０年９月２９日午前６時、武市公孝撮影 １０月２１日に供用開始となる羽田空港４本目の新滑走路（Ｄ滑走路）で、国土交通省の検査機による航空灯火などの飛行検査が２９日早朝、実施された。検査機は滑走路への最終着陸ルート上空などの飛行を繰り返し、パイロットに進入高度を知らせる航空灯火や正確な飛行方向を知らせる無線施設が正常に作動しているか検査した。 新滑走路は全長２５００メートル。近くの多摩川の流れを妨げないよう河口寄りを桟橋構造とする世界初の工法で建設された。空港全体の発着能力は年２９．６万回から４０．７万回に拡大する。ただし、羽田空港は滑走路４本が「井げた形」に配置される複雑な構造となり、管制官の習熟など安全面の対応も課題となる。【本多健】