最優先課題は選挙制度改革の争点化

2009年9月に自民党から民主党への政権交代が実現して1年半弱。政権交代によって、停滞した日本経済と、制度疲労甚だしいこの国の抜本的な構造改革が行われると考えた有権者の期待は、完全に打ち砕かれました。 「支持率が1％でも辞めない」というリーダーの言葉は、紙面を埋めるため毎週のように支持率調査を繰り返すマスコミへの皮肉として、また、一年足らずで政権を投げ出し続けた過去の先輩首相達への皮肉としては有効でしょうが、一方で「国民がなんと言おうと、この地位は絶対手放さない」とでもいうような地位への執着の声にも聞こえます。 また歴史上も多く例がみられるように、政権をとった権力者がまず手がけるのはライバルの粛清であり、現状が余りにセオリーどおりに進んでいることにも苦笑してしまいます。 なぜこんなことになってしまったのでしょう？ようやく実現した政権交代が、こんな期待はずれの様相を呈している理由は何でしょう

[KaeruHeika]

要約:民主党が構造改革できない理由を支持母体の観点から語った後、改革を求める人々によって政権を取らせるには、一票の格差および古い選挙制度が足枷になっているという話。

[jiwer5959]

「まともな人ではとても立候補する気になれないような選挙制度にしておくことによって、「どんなにバカげたことをやってでも権力を手にしたい」と思う人が当選しやすい制度が維持されているわけです。」

[BIFF]

「構造改革を求める人たちが支持する政権」誕生のためにという前提の置き方はどうだろうか？果肉のついたままの銀杏みたい。

[lcwin]

理性で争点にしたいことがあってもフレーズで感情を捉えないと争点になりようがないわけで。

[SyncHack]

消費者金融を絶滅に追い込んだ裁判所なら今の制度そのものを否定することなんて屁でもないと思うのだが所詮、行政の下僕機関なんだろう。国債がデフォルト寸前でGHQ再占領ってのが現実解で宜しいんじゃないかと。

[nugaaa]

立候補者側も効率的なネット上での政策討議より、毎朝の駅前での連呼のような“根性系”行動を優先する必要があるため、それらの非合理な選挙運動が嫌いな人たちは立候補自体をしなくなります。

[sirocco]

放っておくと現職議員が有利な制度を維持しようとするから、誰かが立候補しなくちゃならないんですよね。私は嫌だけど。