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「要は、勇気がないんでしょ?」で始まる天下三分の計
※書き手は赤壁の戦い以前の劉備玄徳 ちょっと昔の話。今よりも僕はずっとずっと言い訳をするのが好きで... ※書き手は赤壁の戦い以前の劉備玄徳 ちょっと昔の話。今よりも僕はずっとずっと言い訳をするのが好きで、理屈を説明するのが好きだったんです。 でまぁ、当時も今と変わらず領土がないんで、 孔明と飲みながら「領土がない、だから天下統一ができないんだ」と文句言ってたのです。 江夏で。 したらまた、この孔明が「じゃあ、わかった」と言うのです。「今から赤壁に行こう」と。 水上戦なんかしたことないオレは焦りました。「いや、ちょっと待って」とあわてます。 でも孔明は、少し遠くで飲んでいる孫権と周瑜を指さし、「あそこ行って同盟を組もうぜ」と言い、席を立ちます。 オレは「いや、向こうも迷惑だし」とか「さすがにうざいっしょ」とか言って止めます。 孔明は「襲われたら小舟をつけて趙雲を待機させておけばいいんだよ」と言ってましたが、オレが動こうとしないので行くのをやめました。 「じゃあ、孫権と組まずに、曹操と組むか?」
2013/09/09 リンク