実在の人物の美形化について

私の曾祖母はあることを成し遂げた人でドラマ化もしたことがある。私が産まれる前の話しだ。 曾祖母は醜いと言われて育ったそうだ。顔も整った造形ではなく肌も浅黒く骨も太かった。嫁の貰い手があるのか心配され、顔を補うためにと料理裁縫をみっちり仕込まれ、でもあることへの才能が開花し、その道に全ての情熱を捧げる生き方をした人だ。 曾祖父はそんな曾祖母の才能や情熱に惚れ込み結婚した。曾祖父も小柄で気弱そうな人で美男子では全くなかった。 そんな曾祖母と曾祖父の物語のドラマが私の母が子供の頃に作られた。曾祖母と曾祖父の役はとても美しい女優とハンサムな俳優が演じた。 テレビではドラマを見て「○○（曾祖父の名前）が羨ましいって嫉妬したけど実物の写真見たらほっとした」「結婚しようと思ったことを尊敬した」という芸能人たちの会話も堂々と笑い話として流れていたと聞いた。 曾祖母は深く傷ついたという。容姿のハンデを努力と

[saizo_s]

侮辱したのは美形化自体ではなく、それを笑い話にしたひとたちかと…。今ならば、「美しくなかったこと」が物語の因子になるなら、そこに説得力を持たせられるキャスティングがなされるはずです。

[pribetch]

「家康はチビデブタヌキなので影武者探しが難航した」という原作設定を完全無視したマンガなら知ってる。

[BigHopeClasic]

新島八重も、新島襄に「私の妻は容姿は美しくないが生き方がハンサムなのだ」と手紙で惚気られた人なのに、演じるのは綾瀬はるか／その綾瀬も10代で「痩せろこのデブ」と仕事で電波公開ハラスメントを受けた人だが。

[statsumi]

胸をつかれた．NHKが現在進行形でまんぷく（日清の創業者は台湾ルーツ）と同じようにこの方の曽祖母が受けたのも典型的なホワイトウォッシュ．最後に述べていることはとても大事で，これは労働問題でもあるんだよね．

[skgctom]

実在の人物の美形化が悪いのではなく、容姿を罵る人間の根性が悪いだけ。でも今のテレビでそんな発言を電波に乗せるバカがいたら大炎上必至だろう。我々が抗ってきた結果だ。これからも抗えばいいだけだ。

[cloq]

アメリカ映画とかだと、実在の人物だからって俳優の役作りとメイクアップが気合い入りすぎててそっくりスターかくし芸大会状態とか言われるむきもあって対称的でおもしろい

[yosiro]

映画版でだけかっこよくなった星野鉄郎。

[IkaMaru]

史実を元にしたドラマなのに俳優がその史実について考証役に丸投げして本人は何も知ろうとしてないんじゃないか、というドラマは珍しくないよね。それでいて「新しい◯◯をお見せしたい」みたいな口先だけは立派なの

[guinshaly]

美形＝没個性につき、俳優があまりに個性的な造形だとドラマの内容への集中を妨げることがあるので、その辺は勘弁してもらいたい部分もある。

[kumanomiii]

実在の人物じゃないけど昔中山美穂が地味で平凡なOLって設定のドラマ見たときはいくらなんでもそれは説得力がないだろって思ったね。

[zyzy]

美に関してコントロールできてこそ映像作品の作り手と言うか、例えばタイタニックさケイト・ウィンスレットが最初の方は全然綺麗に見えないんよ。それが自分の意思でボート降りる辺りから綺麗に見えるようにしてある

[deztecjp]

自分が皮膚病だから思うのだけれど、仮に私が何かを成し遂げてドラマ化されたとして、同等以上にひどい皮膚病の役者（いないと思う）が私を演じたら、本題より皮膚病の方が気になりそう。美男美女は映像的に無色。

[minoton]

コンテンツ化する目的かなあ。ふつう真実を知らしめるではないだろう

[maturi]

「美しいものを嫌いな人がいて？」　ララァスン（富野喜幸）｜ルッキズム

[yorunosuke]

蛍の墓のババアを松嶋菜々子が演じた奴ね

[oktnzm]

誰なのかけっこう気になる。ただ、その世間のルッキズム故のきっかけで才能が開花したわけだから、ルッキズムの功罪ということだろうか。みんなが優しい世界だったら平凡な一生を送っていたのかもしれない。

[Isuzu_T]

沖田総司「君たちはいつもそうだ。事実をありのままに伝えると決まって同じ反応をする」

[Cru]

美醜への引っ掛かりでストーリーに集中できないとか、それ故の視聴率とかが理由と思ってたが、なるほど、正しい指摘だ。もっと考慮されるべきと強く感じた。大坂なおみのホワイトウォッシュも同根だね。

[ueshin]

ここに火をつけるか、のろしをあげるか。美醜の区別を、黒人差別のような差別だと。なら学歴や職業業績で序列をつけることは差別か。能力の順位づけと差別の違いはなんだ？

[KoshianX]

画面とか舞台とかで映えるかどうかは美醜の問題ではないことも多いからなんともだなあ。描きたいテーマに集中できるように容姿の部分は描かないとかいう選択もアリだと思うけど。

[rjj]

百日紅で葛飾応為が美形化されてるのにモヤモヤしている。

[haru_chika]

なお黒人伝記モノだと、題材の人物の容姿に近づけるために黒人俳優がドーランを濃く塗るのもブラックフェイスの一種だ！と海の 向こうでは物議を醸している模様。

[waot209]

不細工という設定がストーリーに関わる漫画なのに、ドラマ化されると美形が演じるのはありがち。そういう原作レイプと同じことだよね？

[camellow]

罵る人が悪いのは当然として、本当に罵る人だけが悪いのか？作り手は、美形でなければがんばって何かを成し遂げても物語の主人公になれない、美形じゃなければ尊敬に値しないと言ってるのではないのか？

[nowa_s]

劣ったこと、悪いことを醜さに、優れたこと、善いことを美しさに結びつける、映像作品のルッキズムは最後まで残るんじゃないかとは思う。目に見えない尊さを誰にでも伝わるように表現するには、映像は不自由過ぎる

[bokmal]

フィクションだが、『そこのみにて光り輝く』観ててふと「画面に美形しかいない…くたびれ感ある服着こなしすぎ…」と思ったら、なかなか物語の中に戻れなかった。俳優も「汚し」が適当だとリアリティ削がれる。

[tastasto]

花燃ゆの主人公決定の速報を聞いた時に、どうするつもりなんだ…と感じたことを思い出した幕末ヲタ

[ledsun]

個性的な顔立ちだと役者のキャラクターに引っ張られて、実在の人物を描きたくても離れていっちゃうんじゃないかな？美男美女は平均顔で記憶に残りにくいと言うし。

[nerimarina]

まるっきりその人間の話だったら遺族に連絡が行くはずでは？

[shibaone]

まあ曽祖母さまの素敵さ才能を世に広く知らせたい時、感受性の低い方にもわかりやすく伝えたいならば、女優俳優さんでこの人は何かする人ですよとわかりやすくやるのは大衆媒体上最善かもしれぬとも言える。

[homarara]

チェ=ゲバラを描いた映画『チェ 28歳の革命』は、監督が「実物のほうが演じた俳優よりもハンサムな伝記映画はこれが初めてではないか」と語ったそうな。

[kiuiningen]

容姿に価値があるという考えに寄り過ぎるのは良くない。いろんな魅力が世の中にはあるのに。

[by-king]

容姿は人種と違って絶対的な評価にはなりえないので、作り手が｢この役者は美形ではないし、相応しいと考え配役しました｣と言えばそれでおしまいだし、そこに文句つければそれこそ貴方自身が逆に差別主義者になる。

[differential]

映画やアニメのオリジナルの登場人物の肌色の比率とかなんてどうでもいいんだが、実在のモデルがいるなら、良い意味でも悪い意味でもアイデンティティには見た目も含まれるわけで、モデルへの敬意がないよね…

[wapa]

まんぷくではむしろヒロインやタカちゃんの容姿いじる描写多くて批判食らってたぐらいなんだが。

[maguro1111]

技術的にはもう少しすりゃ（今でも金と時間かければ）、モデルになった人物そっくりのCGをかぶせてスーツアクターのように演技できるから「敢えてそれをしない理由」が必要になってくるね

[mtane0412]

顔面の認知的負荷が高いとそっちに処理資源取られる問題がありそう

[makou]

20年位前に俺の祖父役を演じた役者は美形じゃなくて、安心と落胆入り混じった複雑な気分だった。

[ite]

美醜の差別って古代からある本質的に重要な問題なのに「美形化は問題ない」とか言っちゃう人いるんだな。こういう人たちが「本当の差別」を作り出すのだと思う。ユダヤ人だって「差別するのが当然」という世論だった