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軍産学協働と研究者/近代日本一五〇年(山本義隆) - 見もの・読みもの日記
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軍産学協働と研究者/近代日本一五〇年(山本義隆) - 見もの・読みもの日記
〇山本義隆『近代日本一五〇年:科学技術総力戦体制の破綻』(岩波新書) 岩波書店 2018.1 明治元年(... 〇山本義隆『近代日本一五〇年:科学技術総力戦体制の破綻』(岩波新書) 岩波書店 2018.1 明治元年(1868)から2018年まで近代日本の150年間を、科学技術史の観点から振り返る。著者のことだから苦言が多いだろうとは思ったが、予想どおり厳しかった。 第1章は、幕末から維新直後まで。19世紀中期の欧米は、蒸気機関の実用化によるエネルギー革命の時代だった。日本人は、近代西欧文明の優越性を社会思想や政治思想ではなく科学技術、とりわけ軍事技術から学んだ。西欧においても、技術は科学理論に基づいて発展してきたわけではなく、18世紀末まで大学アカデミズムは技術と無縁だった。しかし19世紀に至り、科学は技術に接近した。日本が欧米に出会ったのは、まさにこの時期であったため、以後、日本の科学教育は、実用性に大きな比重をおくようになった。 第2章は、明治初年。1870年に工部省が設置され、工部大学校は士族