「戦場の軍法会議」書評 形骸化していた「法の正義」｜好書好日

戦場の軍法会議―日本兵はなぜ処刑されたのか [著]ＮＨＫ取材班、北博昭 昭和史、とくに太平洋戦争の内実を継承するのに、ＮＨＫのディレクターの果たす役割は大きい。これまでも中田整一、片島紀男らは資料発掘や新視点などを提示してきたし、定年退局後も幾つかの関連の著作を発表している。 この書は、その系譜に連なるといっていいが、陸海軍内部の軍法会議のからくり、法務官と死刑宣告を受け処刑された上等機関兵の関係者などを丹念に訪ね歩いて戦争と司法のあり方を問うた質の高い書である。放送関係者の筆調は映像的かつ表層的だが、戦争など露ほども知らない世代が、協力者の一橋大の吉田裕教授や近代史研究者の北博昭氏の助言や資料によって戦争の根源的な矛盾に気づいていく様は説得力がある。 海軍法務官の馬塲（ばば）東作の残した文書、そこにひそむ「法の正義」が形骸化していた事実。正直にいえば法務官の書類は未（いま）だ隠蔽（いんぺ

[haruhiwai18]

"責任を末端の兵士に押しつけることに加担する法務官""戦後の戦争責任を問う裁判で、司法は常に国民に受忍論を説いてきた。その裁判官に元法務官が多く、しかも彼らが戦後の司法界の中枢にいた"　→法痴プレイ！ｗ

[bt-shouichi]

「無謀な作戦を実行しても責任をとらない軍、その責任を末端の兵士に押しつけることに加担する法務官、「こうした事態を招くことを知りながらも司法と軍の一体化を許してしまった国の横暴」」／ｹﾞﾙもオススメ（違

[comma3]

"戦後の戦争責任を問う裁判で、司法は常に国民に受忍論を説いてきた。その裁判官に元法務官が多く、しかも彼らが戦後の司法界の中枢にいたという事実、その指摘は重い。"どこもかしこもそんな感じだね。

[sexmachinegunmu]

戦場の軍法会議―日本兵はなぜ処刑されたのか　[著]ＮＨＫ取材班、北博昭 - 保阪正康(ノンフィクション作家) - 書評・コラムを読む - BOOK http://t.co/4IsbUnRq7d：朝日新聞社の書評サイト

[enderuku]

中国共産党指導部と足並みを揃えていくって感じなのかな　「日本をたたくことによって習指導部は求心力を高める」王外相発言で中国共産党関係者http://www.sankei.com/world/news/150224/wor1502240041-n1.html

[mekurayanagi]

“戦後の戦争責任を問う裁判で、司法は常に国民に受忍論を説いてきた。その裁判官に元法務官が多く、しかも彼らが戦後の司法界の中枢にいたという事実、その指摘は重い。”

[maangie]

中田整一。片島紀男。吉田裕。馬塲東作。小山大祐。北博昭。

[the_sun_also_rises]

僕は憲法9条を改正して事実上の軍隊である自衛隊を正式に軍隊と認めるべきだと思っているがそれだからこそ戦前の大日本帝国陸海軍の問題は直視すべきことと思う。軍法会議の問題は今後議論する必要がある。

[dance777]

"戦後の戦争責任を問う裁判で、司法は常に国民に受忍論を説いてきた。その裁判官に元法務官が多く、しかも彼らが戦後の司法界の中枢にいたという事実"