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なぜ私は消費増税容認に変わったか増税するリスクとしないリスクの結末――東京大学大学院人文社会系研究科教授 盛山和夫氏
野田政権が成立するまで、私は優先すべきは中長期的な成長軌道の確立であり、財源は国債でよいと考えて... 野田政権が成立するまで、私は優先すべきは中長期的な成長軌道の確立であり、財源は国債でよいと考えていた。だが、ここに至っては、「予言の自己成就」可能性を考慮すると、増税するリスクより「しないリスク」の方が高いかも知れないと考えている。 せいやま かずお/1948年、鳥取県生まれ。東京大学文学部社会学科卒業、東京大学大学院社会学研究科単位取得退学、博士(社会学)、現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は社会学。主な著作に、『制度論の構図』(創文社)、『社会階層』(共著、東京大学出版会)、『社会調査法入門』(有斐閣)、『リベラリズムとは何か』(勁草書房)、『年金問題の正しい考え方』(中公新書)、『社会学とは何か』(ミネルヴァ書房)、『経済成長は不可能なのか』(中公新書)など。 平成24年度予算案が衆議院を通過し、いよいよ国会の焦点は消費増税を巡る是非に移る。いま消費増税、是か非かと問われ
2012/03/16 リンク