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認知症行方不明者の家族が支援団体設立 悩み共有、実態を発信|福祉新聞
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認知症行方不明者の家族が支援団体設立 悩み共有、実態を発信|福祉新聞
厚労省で会見する江東さん(中央)、永田さん(左) 認知症により行方不明になった家族がいる人らによる... 厚労省で会見する江東さん(中央)、永田さん(左) 認知症により行方不明になった家族がいる人らによるNPO法人「いしだたみ」(江東愛子代表理事、長崎市)が8月23日に発足した。当事者が悩みや困り事を共有し支え合い、孤立しやすい実態などを社会に伝えていく。こうした当事者団体の設立は全国で初めてとなる。 江東さんは昨年4月に行方不明になった軽度認知症のある父(当時73)を今も探している。相談先もなく、つらい思いを抱え、父の携帯電話の通話履歴を開示してもらえないなど多くの問題にも直面した。心身ともに疲弊していく中、SNSで同じ境遇の人とつながり、話を聞いてもらって救われたこともあり、当事者に寄り添う団体を立ち上げた。 9月20日に厚生労働省で会見した江東さんは「いろんな気持ちを伝えてほしい。同じ境遇で苦しんでいる人が1人でも多く救われたら」と話した。 団体は当事者が抱える思いを話し合える集いを開く