日大三・小倉監督が愛用する、選手がリラックスして集中力も続く「魔法の言葉」（小倉 全由） @moneygendai

選手の集中力を持続させるには、どうすればいいのか……。こう語るのは、甲子園の常連校・日大三高を率いる名将（記事初出時、2023年3月に惜しまれつつ退任）で、『「一生懸命」の教え方』の著書もある小倉全由監督だ。歌舞伎町のボーイからヒントをもらった、ある「魔法の言葉」とは？ 部下や後輩の教育や、子育てにも使えるこの言葉について、くわしく教えてもらった。 高校野球の試合は9回で勝負を決するまでに、平均して2時間前後を要します。1回から9回まで試合をするなかで、相手チームに得点を奪われる状況というのは、一度や二度はどうしても作り出されてしまうものです。 たとえば、試合のリズムがまだ作れない初回、中だるみする中盤の5回から6回、疲労が色濃くなってくる終盤の8回から9回にかけては、失点を重ねてしまいがちです。 そのとき監督が選手全員に、「試合に集中しろ！」などと檄（げき）を飛ばすこともあるでしょうが、