ローマ帝国は米国より平等だった - himaginary’s diary

という多少釣り気味のMRエントリをアレックス・タバロックが書いている。元ネタはこのブログ経由のこの論文との由。 それによると、人口がピークに達していた2世紀半ば頃のローマ帝国の人口構成は以下のような感じだったという。 中産階級は人口の6-12% ここで中産階級は実質所得が生活最低ラインの2.4倍から10倍の間、もしくはそれなりの消費水準の1倍から4倍の間と定義 全所得に占める割合は15-25% エリート層は人口の1.5% 全所得に占める割合は同じく15-25% 生活最低ラインぎりぎりの人が90% 全所得に占める割合は50%強 タバロックは、Saezによれば米国では2007年に上位1%が全所得の23.5%を占めていたのだから、ローマ帝国より不平等ということになる、と書いている。また、ジニ係数で見ても、ローマ帝国は.42-.44だったのに対し米国が.4-.45だから（ソース）、やはりローマ帝国

[Midas]

それは当たり前。ローマの富は要は掠奪。現代社会が厄介なのは「雇用を創出」するのが豊かさゆえ金持ちを滅ぼせば社会そのものが消える(所謂「革命」が事実上不可能)から。我々はより豊かさに中毒(依存)してる

[charliecgo]

奴隷はカウントには入れてないのかな。それとも「生活ラインぎりぎり」ってのが奴隷のことなのか。

[raitu]

ローマ帝国では「エリート層は人口の1.5% 」「全所得に占める割合は同じく15-25%」だったけど「米国では2007年に上位1%が全所得の23.5%を占めていたのだから、ローマ帝国より不平等」

[y-mat2006]

まあ、あの時代に奴隷としての生を生きたいとは思わないけど、相対的に見ると今の米国も相当しんどそう。／誰か、今の日本のデータを出してくれたら重畳。

[Gl17]

近代以前は資本が乏しく蓄積が発生し難いから。但し資本蓄積の価値はそれが回転する限りのみ、少数上位に資本滞留している現状は資本主義の自殺。資本主義が勝利したのは、社会主義のメリットを導入したからなのに。

[You-me]

まぁだいたいタイトルだけでどういうデータがでるかな〜っていうのはわかってその通りですた、という

[Yagokoro]

こういう意味のない比較に釣られている馬鹿が多すぎる。そもそも平等には何の価値もないというのが、ここから導き出される解答。

[gui1]

そーだな。奴隷の再生産(子作り)を考慮しているあたりは、現在の為政者より慈悲深い。

[serio]

ローマの大土地所有貴族はすごい富裕という印象だったが、現代アメリカの金持ちはそれを超えるほどの超絶的な富裕さだというお話。

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かつて資本主義社会の人は、社会主義、共産主義社会を怠け者の天国のように言った。反格差を訴える運動は、社会主義・共産主義社会を目指しているようには見えないが、天国は目指しているようだ。

[ShangriLa]

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