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ゴミの中で誰にも看取られず溶けていく HONZ特選本『超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる』 | JBpress (ジェイビープレス)
読み進めるのが苦しい一冊だった。登場する人々が長く抱えてきた生きづらさが、とても他人事に思えなか... 読み進めるのが苦しい一冊だった。登場する人々が長く抱えてきた生きづらさが、とても他人事に思えなかったからだ。壮絶な「現場」の描写も相まって、一読するだけでも相当な根気がいる本であることは、あらかじめ断っておきたい。 本書は日本の社会問題の一つである孤独死の現状と特殊清掃の現場、そして亡くなった人々と特殊清掃人たちの人生を綿密な取材によって浮き彫りにした迫真のノンフィクションである。著者は1982年生まれのフリーライターで、事故物件公示サイト「大島てる」を通して大島てる氏と知り合ったことをきっかけに特殊清掃の世界に興味を持ち、ビジネスニュースサイト等で孤独死に関わる記事を多数執筆している。昨年末に東洋経済オンラインで発表した大量孤独死の未来を憂慮する記事は大反響となり、トータルで450万PVを超えるアクセスを記録。高齢者だけでなく若年層からの関心も高かったそうだ。 共通するのが部屋のゴミ屋敷
2019/04/16 リンク