ベストセラー『土偶を読む』が評価された背景にあった専門知批判のストーリー あえて『土偶を読むを読む』を出版した望月昭秀氏が伝えたかったこと【後編】 | JBpress (ジェイビープレス)

2021年に刊行されるやいなや、NHKをはじめとするメディアや著名識者が絶賛、ベストセラーとなり、サントリー学芸賞を受賞した『土偶を読む』（竹倉史人著、晶文社）。土偶は人ではなく、植物をモチーフにしている、という新説を提示したこの本は、土偶解釈の大胆さやユニークさとともに、専門家や専門知に果敢に挑戦したことが高い評価につながった。考古学の専門家ではない竹倉氏が、考古学の権威と闘うというストーリーが、識者や読者の共感を得たのだ。 この本へのいわば“アンサー本”が、今年、専門家の立場から出た。縄文時代をテーマにした雑誌『縄文ZINE』の編集人・望月昭秀氏と9人の考古学研究者らによる『土偶を読むを読む』（文学通信）である。望月氏らは、竹倉説が「皆目見当違い」であることを最新の研究に基づいて論証したうえで、自由な発想は歓迎すべきものだが、専門知には専門知の役割があることを示す。 視野が狭く難しいと

[hobbiel55]

「いちばんやさしいWeb3の教本」や「ゲームの歴史」が速やかに葬られたのと比べると界隈の反応が遅かったね。他にも対応されずに生き残ってるトンデモ本が世の中にはたくさんあるんだろうな。

[tsubo1]

「土偶を読む」をサントリー学芸賞で評価したという佐伯順子氏は博士持ちの大学教授なのだから、そこらへんどうなってんだよとは思った。

[WildWideWeb]

竹倉氏も自分の専門を持つ研究者。とは言え在野の人。一方の考古学は在野の人でも力を持てた(ゴッドハンド事件)。なので、専門知と所属学会云々の既存の権威を混ぜ出すと話が混線するのが厄介なところだと思う。

[mats3003]

こういうのに「よくないことだねえ」と賛同しても、昨今の一部の社会学者の暴走に「社会学は学問ではない！」と言ってたりしないだろうか。まあ、一部の社会学者が単なるエッセイストなのは認めざるを得ないが

[mutinomuti]

https://www.suntory.co.jp/sfnd/prize_ssah/detail/202106.html　サントリー文芸賞の評の最初の部分だけで逆説の日本史の井沢元彦のことかと思った。しかも専門家の鎧を纏った同志社の教授で過去にサントリー文芸賞貰ってるとか構図が

[tick2tack]

うけた理由に反権威的な部分が存在するため、権威側が批判しても受け入れられにくいという問題。

[fhvbwx]

謝罪したかったのに残念/"学問としては全面的に認められない"どっちも読んでないが、結論はこれでよかろう。できればサントリー学芸賞の審査員の弁解を聞きたいが。（歴史ではなく社会部門というあたりが原因と思われ

[hrmitsumane]

文面から激おこなのが感じ取れる

[izumiya1948]

「江戸しぐさ」や「水からの伝言」みたいなインチキもしぶとく残ってたりするので、専門家（考古学者）は地道に検証・批判し続けないと「土偶は人ではなく、植物をモチーフにしている」説は同様に生き残ると思うよ。

[wackunnpapa]

無知不勉強不見識どころか「未熟」すら棍棒にして専門知に殴りかかってくる輩をいったいどうすれば殲滅できるものか。