男性が独身でいることの「進化上の利点」が新たな研究で明らかに : カラパイア

世界には、家庭生活をせず、生涯独身をつらぬくことを奨励する社会がある。 たとえば、チベットでは、最近まで、長男以外に男の子が生まれれば、出家させて、結婚できない一生独身の僧侶にすることが一般的だった。歴史的には男の子7人に1人が僧侶になったのだ。 だが、いかにして子孫を残すかということは、種の保存と進化を考える上で最大の関心事であるはずだ。それなのになぜ、あえて子供をつくらないという文化が形成されたのだろうか？ ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの人類学者ルス・メイス教授らは、子供を出家させるチベット文化を調査し、『 Royal Society B』に論文を掲載した。 それによると、家父長的な社会では、ある男性が生涯独身をつらぬいた場合、それ以外の男性たちの競争が緩和されることと関係があるようだ。

[tukanpo-kazuki]

長男だけが結婚して家をついで次男三男は丁稚奉公に出てた江戸時代の日本も、まあこんなもんでしょ。ちょっとの想像力と常識があればわかることだけどね。

[ysync]

「それ以外の男性たちの競争が緩和される」いい案だな。ほんと異性獲得競争は若いときから熾烈だったしな。／僧侶という名誉が得られる分「おじ六」よりもよほどマシな世界。

[petronius7]

日本を含め多くの国で田畑や家畜等の生産資本は一族の所有物であったので、次男坊以下は外に出して小口分割で飢えるのを避けていただけで、進化ではなく社会的な適応の結果だよ。

[Domino-R]

これは豊かな男性がハーレムを作る社会でもあり、なので意外に出生数は減らない。ハーレムが道徳的に成立する家父長的な社会によくあるものな。

[kenjou]

日本でも公家とか武家では兄弟のうちの弟を出家させることが多かった。これは後継者争いの発生を回避し、財産が分散してくことを防止する意味があったと考えられる。

[yukky2000]

財産の分散を阻止するために出家させるというのは昔の一部の社会では知られた話だけど、その効果が現代社会で定量的に計測できたのは興味深い。

[kou-qana]

多産が前提かな？相続者以外を飼い殺しにするよりは、僧侶という名誉が得られてマシかもしれない。

[alice-and-telos]

室町時代に日本に来た朝鮮通信使の記録では、男児が女児の半分ぐらいしか居ないとあったので、次男以下が奉公に出されるか戦場やら何やらに消えてた訳で、過酷なサバイバルを生き延びる方向を常に探ってたんだろうな

[fusanosuke_n]

限定的過ぎる。

[sutego386]

エネルギー充填１２０％　拡散波動砲　発射！　かと思った

[piripenko]

チベットの出家文化についての研究

[gogatsu26]

極端な例なのでよくわからん