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冷凍食品100年 暮らしあたためて:おせち「冷凍」 老舗も参入 始まりは1人の実業家の挑戦 | 毎日新聞
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冷凍食品100年 暮らしあたためて:おせち「冷凍」 老舗も参入 始まりは1人の実業家の挑戦 | 毎日新聞
肉料理だけを詰めた冷凍おせちも登場し、全国各地に届けられている=東京都世田谷区の楽天本社で2019年1... 肉料理だけを詰めた冷凍おせちも登場し、全国各地に届けられている=東京都世田谷区の楽天本社で2019年10月15日午前11時40分、五味香織撮影 元旦の食卓に、前夜から冷蔵庫内で自然解凍させた「冷凍おせち」が置かれる。黒豆、田作り、栗きんとんといった定番の品に、イクラやローストビーフが彩りを添える。家族で新年のあいさつを交わし、箸を伸ばす。ハレの日の中心に冷凍食品がある光景は、いまや珍しくなくなった。 和食の老舗「なだ万」(本社・東京都新宿区)が冷凍おせちの販売を始めたのは2010年だった。最初は1段重の「多久味(たくみ)」のみだったが、19年までに売上数は約3倍に伸びた。現在は2段重の「正月万菜(しょうがつまんさい)」を加えた2種類を自社サイトで販売する。 重箱に詰めた冷蔵品は、配送翌日が消費期限のため、遠方には届けられず、販売できる数が限られる。そこで社内から「冷凍を作ろう」という声が上