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社説:「地球の健康」を考える 自然との共生取り戻す時 | 毎日新聞
新型コロナウイルス感染症の影響が収まりつつある今、忘れてはならないことがある。開発に伴って動物か... 新型コロナウイルス感染症の影響が収まりつつある今、忘れてはならないことがある。開発に伴って動物から人へのウイルス感染が広がってきたという歴史的な事実である。 これまでに確認された新興感染症の7割以上が動物由来とされる。新型コロナもコウモリからうつったとの説が有力だ。背景に、森林伐採などの環境破壊がある。 古来、人は自然と共生してきた。動植物を食料や燃料にしながらも、乱獲には至らなかった。動物とも適度な距離を保ってきた。 ところが、産業革命以降、資源を求めた大国が植民地を広げ、開発を進める過程で、多くの自然が破壊された。 「第6の絶滅期」に直面 地球温暖化の影響も深刻だ。各地で甚大な災害が頻発し、生態系にも大きな打撃となっている。 約800万種いるとされる動植物のうち、100万種が絶滅の危機に直面する。約6600万年前に恐竜が姿を消した時に続く「第6の大量絶滅期に入った」と言われる。 第5期
2023/05/06 リンク