ガザ住民の安全確保せず「進めるな」 バイデン氏、ラファ攻撃に | 毎日新聞

バイデン米大統領は11日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で協議した。バイデン氏は、パレスチナ自治区ガザ地区南部のラファに対する軍事作戦について、避難している多くの市民の安全を確保できる計画がない限りは「進めるべきではない」とくぎを刺した。ホワイトハウスが発表した。 電話協議でバイデン氏は、ラファに避難しているとされる100万人以上の市民の安全を確保し、支援するための「信頼できて実行可能な計画」なしに、ラファへの軍事作戦は行われるべきではないとの考えを改めて強調した。ネタニヤフ氏に慎重な対応を求めたうえで、今後も緊密に連絡を取り合うことで一致したという。 バイデン氏は8日、記者団に対し、イスラエル軍によるガザ地区への対応について「行き過ぎだと思う」と述べ、これまでより強い表現で批判していた。バイデン政権はイスラム組織ハマスの幹部に標的を絞った軍事作戦への移行などを求めてきたが、ネタニヤフ氏