倉重篤郎のニュース最前線：緊急ルポ 中曽根康弘合同葬 日本学術会議と学問の自由を尊重した「偉大なる保守政治家」に立ち返れ - 毎日新聞

中曽根康弘元首相の内閣・自民党合同葬で追悼の辞を述べ、自席に戻る菅義偉首相＝東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪で2020年10月17日午後2時25分（代表撮影） 汝、歴史法廷の被告たれ 内なる道徳律に従え 10月17日、グランドプリンスホテル新高輪で、中曽根康弘元首相の合同葬が行われた。かつて中曽根派担当記者だった「ニュース最前線」倉重篤郎も参列、自らを「歴史法廷の被告」と見なした保守政治家の正負の業績、特に日本学術会議をめぐるリベラルな答弁を回顧しつつ、現政権の強硬姿勢を問う。 雨のそぼ降る土曜（10月17日）の午後、品川駅前のホテルで行われた中曽根康弘元首相（２０１９年11月29日死去）の内閣・自民党合同葬に参列した。何かと話題の多い葬儀であった。日程セットそのものが解散風封じだった、との政局解説があり、コロナ下で１億円近くのカネをかけることへの批判があった。文科省が国立大学宛て