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選択的夫婦別姓、仕掛けた議論 「もはや昭和ではない」波風立て推進
公務員とは、組織で仕事をするもの。だから、あまり個人に注目するのはどうかとも思う。しかしこの人の... 公務員とは、組織で仕事をするもの。だから、あまり個人に注目するのはどうかとも思う。しかしこの人のことはぜひ取り上げたい。ずっとこの部署を見続けてきたが、この人がトップについてからいろんなことが進んだ。というか、波風が立った、というほうが正しいだろうか。 林伴子・前内閣府男女共同参画局長である。 選択的夫婦別姓についての議論再開、男女の賃金格差の是正、女性政治家や候補者に対するハラスメント、家族の形の変遷を「もはや昭和ではない」と指摘した2022年版男女共同参画白書……。彼女がこのポジションについて取り上げた課題だ。歩みを振り返りたい。 辞令を受け決めた三つのこと 1987年に旧経済企画庁に経済職のキャリアとして入省。国際派の官庁エコノミストの道を歩む。英語を駆使して国際会議にも多数出席、パリにある経済協力開発機構(OECD)の日本政府代表部の勤務経験もある。経済政策に関する著作も複数出して
2022/09/26 リンク