第2回 エボラ出血熱はどのように広がるのか

西アフリカで、エボラ出血熱が流行している。 エボラ出血熱は、西アフリカや中央アフリカで定期的に感染爆発が起きては、その都度かなりの方が亡くなっている。非常に怖い病気である印象が強いのだが、その理由のひとつは、発症した場合の致死率の高さだ。高熱を発し、出血するという症状の怖さだけではない。 今回の感染爆発は、ギニアに発し、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリアなどにも飛び火した。感染症は、国境で引き返したりしてくれない。 エボラウイルスについて、安田さんは10年以上の研究歴があるため、事態の推移に深い関心を抱いている。WHOの集計をみつつ、解説してもらった（患者・死亡者数は2014年8月20日時点）。 「ギニアの南東部で最初、患者さんが出て、国境を接するシエラレオネ、それからリベリアに広がりました。今年に入ってからのアウトブレイクで何名出てるか。ギニアが607名感染者が出てて、406名亡くなっ

[agrisearch]

長崎大学 熱帯医学研究所 新興感染症学 安田二朗氏

[yyamaguchi]

「火葬の習慣がなくて土葬するんですけれども、その前に家族の方が遺体をきれいに洗うんですよ。もちろん素手です。そういうのを止められないですよね」

[usausa1975]

ウイルス学的な特性ではなく、人の振る舞いが原因で感染拡大を止められないという話。