「癌が治った」という体験談はどこまで信頼できるか - NATROMのブログ

■ニセ科学を見抜く練習問題（世界医学気功学会の論文集から） では、前立腺癌・膀胱癌が気功によって治ったかのような体験談は、実は初めから癌ではなかったと思われることを示した。癌でなかったとしたら、「医師が癌だと告知したのはどういうことよ？」という疑問が生じるのはもっともなことである。大雑把に言って可能性は二通りある。 １． 医師が、実際には癌ではないのに癌だと誤診した。 ２． 医師は癌だとは告知していないが、患者側が誤解した。 １．については説明不要だろう。医師もいろいろなので、中にはとんでもないヤブもいるかもしれない。しかし、今回のケースは２．である可能性が高いと考える。医師の説明不足もあるだろうし、患者側の理解力不足もあるだろうが、いずれにせよ、「体験談」を解釈するときには、「患者側は医師の説明を100％理解できているわけではない」という点に留意せねばならない。 通常、医師はよほど強い根

[taro-r]

なんとなく癌じゃない可能性も結構あるのに，癌って事で手術するケースも多いような気がするのだけど。

[maangie]

医療系トンデモはやっかいだ

[spica]

“奇跡”が生まれる原因として「医師の誤診」or「患者の誤解」を挙げ、特に後者について詳しく説明。個人に起きた“奇跡”は閉じたモノとしておくべきなんだろうけど、辛い人困ってる人程藁にも縋りたい訳で難しい。

[randompole]

やっぱり論理学と統計学は必修にすべきだな。

[machida77]

id:aeropteronはエントリを読んでさえ医者が治せなかった事例としか思えない愚者が存在することを証明している。これは医療行為や自然治癒で済む問題に代替医療がもぐりこむ構図の話だぜ/自覚なくサギ師の片棒担いでるな

[mobanama]

"「医学以外で治ったことを公言したらここみたいに医学界から叩かれちゃいます」というのは、インチキ医療を行なう詐欺師の妄想""インチキ医療は、客観的にプラセボと区別できません"カッコ内略したがそこが肝。

[iroiroattena]

「ガンが治る水」これで治る人は存在する。治験の段階でプラセボで回復するやつもいるんだから当然。医薬品でさえプラシーボ効果が上乗せされた結果が現れている。薬の主成分以外で治ってる人もいるよ。

[adoratio]

人は真実より個人的な体験を信じる傾向にあり、医療には関心が深い上に経験が伴うので、すぐに思いこんでしまう。ほんとうは怖い家庭の医学とかを見て症状が当てはまるのをみて、「もうダメ絶対死ぬ」とか思っちゃう

[dappi_sitai]

関係無いけど、腫瘍マーカーの感度、特異度の一覧表みたいのが欲しいって思いました/「癌の可能性がある」言った様な文系的な説明の文脈の中で患者が勘違いを起こすとすると説明した側にも責任が無いとも言えず。

[memoclip]

こういう認識で民間療法ってのが広まっていくのか。うへー。

[D_Amon]

「やや短めの予後を説明することになる。「3ヶ月」と説明した患者が半年生きることは医師側にはそれほど珍しくないことだが、患者側にとってみたら、予後が伸びたのは○○療法のお陰であると誤認しうる」なるほど