絶滅の倫理学｜Lichtung Magazines

正義は行われよ、たとえ世界が滅びようとも––––Fiat justitia ruat cælumはじめに本稿では、わたしが考えている「多元宇宙的絶滅主義」について紹介する。その主張は、「人類は、倫理的責務として、あらゆる宇宙たちの誕生を阻止し、あらゆる知的生命体の誕生を阻止するべきだ」というものだ。一見したところあまりに荒唐無稽であり、わたしも読み手の全員を説得できるとは考えないが、わたしは部分的にせよ真剣にこの多元宇宙的絶滅主義に魅力を感じている。そこで、以下、その素描を行うことで、倫理学研究者、科学哲学者に関心を持って頂ければさいわいである。 keywords：宇宙的絶滅主義、多元宇宙的絶滅主義、反出生主義、静寂機械、絶滅の倫理 1. 宇宙的絶滅主義「宇宙的絶滅主義（universal extinctionalism: 以下、UEとする）」は、苦痛の除去による不幸の廃絶を目的として、現

[ja_bra_af_cu]

フィクションのラスボスの論理として使えそう

[korok_kuma3]

異常論文の読んでから見たけど、すごいなあこの人

[maturi]

絶倫

[Helfard]

うえぇ。

[chikuwabus]

まず、「苦痛」「倫理」という概念が全宇宙で普遍的であり、かつその中身が共通している（同じものを苦痛と感じ、倫理観も同じである）という前提がないと人類サイドの価値観による虐殺にしかならないのでは