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虚構戦記 第二の手記|暇空茜
鶴橋駅のホームに降りると、ぷんと焼肉の臭いが鼻についた。スーツに臭いがついたら嫌だなと思いつつ、... 鶴橋駅のホームに降りると、ぷんと焼肉の臭いが鼻についた。スーツに臭いがついたら嫌だなと思いつつ、待ち合わせの焼肉屋に向かう。駅を出て、小さな本屋の角から先は焼肉通り(ストリート)だ。客を取り合って呼び込みの店員が声をかけてくる「お兄さんいい肉あるよ」 まるで飛田新地だな、とひとりごちてニヤリと口端が上がる。カッカッと靴音を鳴らしながら、呼び込みを無視して悠然と進む。呼び込みをしているような店は、つまりは呼び込まねば客がこないという蓋然性がある。そんな店に通う人間は二流、いや三流だ。 私は、弟が家を出た後の地獄のような実家を出たくて、関西の大学に絞って受験をした。そうして私は、晴れて近畿大学文芸学部の学生となったわけだ。毒親達は納得がいかないようだったが、テレビと、空気清浄機を包丁で破壊したら学費と生活費を出してくれると相成ったわけだ。 後に近畿大学はマグロの養殖を始めとする様々な分野で成功