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なぜ名古屋人はすべて"損得"で考えるのか 名古屋場所だけ"俵"が持ち去られる
名古屋は不思議な土地だ。かつてタモリは「エビフリャー(エビフライ)」「ミャーミャー言葉」といった“... 名古屋は不思議な土地だ。かつてタモリは「エビフリャー(エビフライ)」「ミャーミャー言葉」といった“名古屋弁模写”をネタにして、名古屋人の不興をかった。だが、今年6月放送のNHK「ブラタモリ」でタモリが名古屋を褒めると、スポーツ紙などは「歴史的和解」として報じ、名古屋地区での視聴率も過去最高だったという。名古屋生まれの作家・清水義範は、著書『日本の異界 名古屋』(ベスト新書)で、愛を込めて故郷を「偉大なる田舎」だと論じている。本書から、「お値打ち」なものが大好きな名古屋人の、独自の価値観を紹介する。 すべてを、得か損かで考える すべてにおいて、これは得だわ、というものには飛びつき、これは損だわ、というものには手を出さないという意味において、名古屋の人というのは非常に功利的なのである。 そのせいで、街の景観に魅力がない、ということもおこる。名古屋駅前とか、栄のような繁華街を見てみても、ただ四角
2017/07/21 リンク