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『ハン・ソロ』なぜ賛否渦巻く結果に? 良い面と悪い面から考える、その魅力と問題点
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エピソード7は、『スター・ウォーズ』旧三部作ファンのための作風であり、エピソード8は、それを打ち破... エピソード7は、『スター・ウォーズ』旧三部作ファンのための作風であり、エピソード8は、それを打ち破ろうとする変革的な意志を感じるものだった。それらは対称的な意味を持ちながらも、ファン目線の感覚をベースとしているという意味では、いずれも同質の作品といってよい。ロン・ハワード監督は、おそらくそのようなファン心理を持ち合わせていないため、作中でファンを喜ばせるような描写をしたとしても、あくまでそれらは作家性とは関わりなく、観客へのサービスとして提供しているに過ぎない。その姿勢はファンから距離をとりつつ、その代わりもっと広い観客に対応していると感じられる。そしてそれは、本来『スター・ウォーズ』が持っていた骨太さではないだろうか。 その一方で、本作はあまりにドライ過ぎると感じるところも多い。ここで熱をもって描かれるのは、あくまで「西部劇」の要素であり、ある女性とのほろ苦い関係を通し世間を学ぶことで、