花田十輝の“作家性”を『メダリスト』と『ユーフォ』から考える “勝利”よりも大切なこと

2024年最も多くのTVアニメ脚本（※1）を担当したとされる花田十輝が今期手がけている『メダリスト』からは、その作家性が透けて見えている。もちろん原作者・つるまいかだ本来の作家性もあり、また原作からの変更の全てが脚本に帰するわけではない（監督との兼ね合いもあるだろう）。しかし、とりわけ花田十輝の担当する作品から大きく影響を受けてきた筆者は、このTVアニメ版『メダリスト』から彼の持つ「作家性」のようなものを読み取りたい衝動に駆られる。 それは花田脚本についてよく言われるような自己実現的なフォーマットに則って何かを勝ち得たときの「輝き」、またはその美しさを称揚することではなく、むしろその背景に佇む敗者たちに焦点を当てることによって初めて姿を現すものだ。『メダリスト』から滲みでる花田十輝「らしさ」とは、まさにそのことを象徴している。彼の脚本は一見「競争」を強調しているように見えても、実際には競争

[by-king]

脚本家の作家性を語るならオリジナル企画から語った方が早いのでは、と思うが。彼なら『ラブライブシリーズ』、『宇宙よりも遠い場所』、『ガールズバンドクライ』、単発映画の『数分間のエールを』あたり

[Windfola]

メダリストのアニメの「気持ち悪さ」が良く言語化されてる。原作は競技視点あるから子どもと大人の「真剣さの質」がちゃんと違ってて安心点なんだけど、アニメは子どもと大人の波長がどうも同じで危ういのよな……。

[izure]

ユーフォの話出すために武田綾乃の話出すために花修羅の話に触れるみたいな文章構成がちょっと怠い。花田十輝さんは仕事や競技、状況によるドラマより、他者を通した内面葛藤の解決に重心を置く最大公約数型の印象。

[iinalabkojocho]

花田十輝は職人かつ良い料理人だなぁ、と思っていて瀬古浩二も同様なものを感じる。こう言う作品を良くまとめられるなぁと思うこともあれば成る程。も有る。人により評価は違うだろうけど。

[zefiro01]

結果を求めることより結果へ向かうための過程と意思が大切という風にまとめるとジョジョの話と区別がつかないな。花田脚本の駒田蒸溜所へようこそでの終盤での火事発生では？となったのもそういうことだったのかな

[wa_oga]

15年くらい前？はハズレだと言われていたのにすごくなったなぁ

[Wafer]

メダリストのプロモーションはいつおわりますか？

[nzanke]

花田十輝は嫌いだけど、こういう作家性の話する記事はもっと増えてほしいな

[maxk1]

メダリストは原作からの取捨選択悩ましいんだろうなとか思うときが

[mignonetigons]

『彼の脚本は一見「競争」を強調しているように見えても、実際には競争における「勝利」を渇望しているのではなく、その中に全く別の価値を見出しているのではないか』