西アフリカのエボラ騒動と、日本のコレラ騒動との類似について - 荻上式BLOG

エボラウィルス感染症（エボラ出血熱）が猛威を振るっている。致死率が高い病気で、ワクチンも治療法もまだない。清潔な環境での対処療法が基本となるが、感染地域では医療を妨げる流言が広がっている。 国内外の報道によれば、流言のパターンとして、「欧米人や医療従事者らがエボラウイルスを持ち込んだ」「入院すると臓器が盗まれる」「病院でこそエボラに感染させられる」「隔離された患者はそのまま餓死させられる」といったものがあるという。これらの流言は、医療チームへの不信感を拡大させている。現地で治療に当たった方からは、医療チームの乗る車めがけて石を投げられたという話も聞いた（8月8日放送のラジオにて）。 「エボラは存在しない」と叫び、隔離施設を襲撃した集団がニュースになった。エボラの存在そのものを否定するという流言も広まっているわけだ。こうした流言には、「政府が支援金を詐取するためにねつ造したのだ」といった説明

[kumicit]

人類みな兄弟、大して違わない。多分、今の僕らも、そんなもの。

[yuchan893n]

疑われても犯人に仕立て上げられても、予防のために東奔西走するお医者さん&疫学屋さんマジで神。そして「肝(それは肝臓なのか胆嚢なのか)を抜き取る」という大陸を超えた呪術のトレンドが興味深い

[t-sat]

俺らのご先祖様もなかなか気合が入っていなさった、という記録。/ところで「説論」は「説諭」の誤記?それともどこかの業界でそういう術語があるんだろうか。

[paravola]

明治時代にあった同様の流言騒動をどのように克服したか／最近では、当時の行政の強権的な対応が逆効果となった側面も批判的に検証されている

[ROYGB]

明治時代になっても電線でコレラが伝染するという噂が流れたこともあったみたい。

[Roen-hi]

そしてこれが現代日本でも起こりうることを示したのが、こないだのデング熱騒動。

[kamezo]

〈流言を嗤っても治療は進まないため、根気強い対話が必要となる〉うむ。むぐ。ぐぅ。

[tikani_nemuru_M]

ニンゲンがニンゲンであるかぎりこーゆーのは続くだろう、ニンゲンだもの。馬鹿にしても仕方がないのはよくわかっているが、馬鹿であることも確かだ。

[yuuboku]

これ現代日本でもそんなに違わないよなあ

[yasudayasu]

杉山弘の論文「覚書・文明開化期の疫病と民衆意識　明治10年代のコレラ祭とコレラ騒動」（『自由民権　2号』1988、町田市立自由民権資料館）は、明治10年代のコレラ騒動をまとめた労作。

[koinobori]

岡山・日生の事例もあり。一家全滅してでも家族で介抱させろという要求。衛生啓蒙といえば、関西高校や山陽女子に関連のある中川横太郎が、衛生思想を活弁で広めたというが、エボラを通じてその意義が見える。

[kash06]

これは昔の人や西アフリカの人が物を知らないからではなく、人間が社会を形成する生物である以上、特定の条件・環境が与えられると似たような反応を示しやすいという人間の限界と、それに対する社会科学の知見。

[north_god]

コレラ祭