明治時代の読書と労働―自己啓発書誕生の時代 - 集英社新書プラス

みやけ かほ 作家・書評家。1994年生まれ。高知県出身。京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了（専門は萬葉集）。著作に『人生を狂わす名著50』（ライツ社）、『文芸オタクの私が教えるバズる文章教室』（サンクチュアリ出版）、『副作用あります!?人生おたすけ処方本』（幻冬舎）、『妄想とツッコミで読む万葉集』（だいわ文庫）、『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』『女の子の謎を解く』（笠間書院）、『それを読むたび思い出す』（青土社）、『（萌えすぎて）絶対忘れない！妄想古文』（河出書房新社）。

[tikani_nemuru_M]

ぜんぜん本筋ではないのだが「自己啓発書は男性中心主義的なジャンル」という指摘には納得がいった。確かに自己啓発本は♂の読み物だわ。

[uotocs]

“石川啄木はすでに「最近はみんなせっかちだ」”石川啄木が特別クズなだけでは？

[about42]

“自己啓発的な雑誌を「そんなものがあることすら知らなかった」と、ひややかな目で見るエリート男性。”

[yamatonatu]

“横山源之助が綴った『日本の下層社会』（1899年、明治32年）に克明に綴られている。横山によると、なんと労働者は1日13～16時間も働いていたらしい”100年以上前からかわらぬ

[yarumato]

“江戸時代は読書といえば朗読。森鴎外も『舞姫』を家族の前で朗読した。明治時代初期に読書界に起きた革命、黙読の誕生。黙読は日本語の表記も変えた。もっと目で読みやすい表記を、と句読点の使用が急速に普及”